初代『モンスターファーム』移植版Nintendo Switch/iOS/Android向けに発売決定。2019年配信予定で価格は1900円

コーエーテクモゲームスは8月22日、移植版初代『モンスターファーム』の対応プラットフォームが、iOS/Android/Nintendo Switchであると発表した。

コーエーテクモゲームスは8月22日、移植版初代『モンスターファーム』の対応プラットフォームが、iOS/Android/Nintendo Switchであると発表した。『モンスターファーム』は、1997年7月24日に発売されたPlayStation向けモンスター育成シミュレーションゲーム。今回対応プラットフォームが発表されたものは、その移植版となる。価格も併せて発表されており、税込1900円。現在のところ、2019年内の配信が予定されている。

『モンスターファーム』は、ファンタジー風の世界観をベースにした、モンスターを育てて戦わせるシミュレーションゲーム。プレイヤーはモンスターを育てるブリーダーとなり、助手のホリィと共にモンスターにトレーニングを施したり、公式戦を戦い高みを目指していく。モンスターにはライフや力、丈夫さや命中/回避などステータスがあり、この数値をトレーニングを通じて上昇させていくのだが、モンスターには寿命が設定されているので、限られた期間で効率的な育成を心がけなければならないことなども相まって、奥深いゲームプレイが実現されていた。

特徴的だったのが、作中では円盤石と呼ばれる円盤を再生して、新たなモンスターを喚び出せるシステムだ。現実では、PlayStationに円盤石の代わりにCDをセットし、CDごとに異なるモンスターが再生されるようになっており、この斬新なシステムが話題となっていた。移植版『モンスターファーム』のプラットフォームであるiOS/Android/Nintendo Switchには、いずれもディスクを読み取る機能は搭載されていない。しかし、「このCDから生まれてほしいモンスター大募集」として、音楽CDのタイトル/曲名とアーティスト名、生まれて欲しいモンスターの種族などの募集がTwitter上のハッシュタグ「#このCDから生まれてほしいモンスター」を通じて行われている 。このことから、何らかの形で円盤石によるモンスターの再生システムが実装されているのは間違いないだろう。

現在発表されているのは初代『モンスターファーム』の移植のみだが、公式Twitter上に掲載されている画像には「モンスターファーム”シリーズ”復活」と記載されている。初代だけでなく、インターネット上でも人気を誇る『モンスタファーム2』や、シリーズの完全新作など、今後の展開にも期待したいところだ。

【UPDATE 2019/8/22 17:00】
コーエーテクモゲームスは、本作に関するプレスリリースを配信した。公開されたプレスリリースによれば、2019年のリリースにあたって現代風のローカライズが施されているようだ。円盤の再生システムは、インターネットを通じて独自のデータベースへアクセスし、CDのタイトルやアーティスト名を検索して、その結果に基づいてモンスターの再生が行われる。また、インターネットを経由して、他のブリーダーが育てたモンスターをダウンロードしての対戦も可能。さらに、Nintendo Switch版ではJoy-Conのおすそわけによるローカル対戦にも対応している。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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