“主役も敵もアスキー文字”アクションRPG『Ampersat』Steamにて期間限定で無料配布中
GrabTheGamesは7月2日、『Ampersat(Ampers@t)』について、Steamにて期間限定で無料配布を開始した。期間は7月7日午前2時まで。

パブリッシャーのGrabTheGamesは7月2日、アクションRPG『Ampersat(Ampers@t)』について期間限定で無料配布を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で配布期間は7月7日午前2時まで。ライブラリに追加しておけば、期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。なお、本作は定価税込1010円の作品である。
『Ampersat』は、『ゼルダの伝説』などの影響を受けた見下ろし視点のアクションRPGだ。舞台となるのは文字(ASCIIコード)のキャラクターが住む村Gentlheim。しかし、村はZ卿(Lord Z)に侵略され、文字を奪われてしまった。プレイヤーは剣と魔法を操るAmpersatとして、村を囲む5つの塔に待ち受けるボスを撃破して、Gentlheimに文字を取り戻すのだ。ちなみに、主人公は@マークで表現されており、これはローグライクの元祖である『Rogue』のオマージュとなっている。

戦闘はいわゆるツインスティックシュータースタイルで、スティックやマウスでエイムしながら遠距離魔法で戦うことが基本となる。そして本作は主人公も敵キャラクターも文字で表現されていることが特徴。敵キャラクターは文字それぞれが異なる特性を持っており、文字に応じて立ち回りを変えることが重要となる。敵を倒すと経験値やお金を入手し、経験値が一定値を超えて宿屋に戻ることでレベルアップできる。ゲームオーバーになると経験値とお金の3分の1を失ってしまうため、定期的に村に戻って強化しながら攻略していくかたちとなる。また、本作はローカルマルチプレイにも対応しており、2人目のプレイヤーは主人公の周囲を飛び回って遠距離攻撃を放つ妖精を操作可能だ。
レベルアップするとスキルツリーによりさまざまなパッシブスキルの強化をおこなえる。また、装備品は数百種類におよび装備品に付与する宝石といった要素もあり、さまざまなビルドを構築可能。ただし、本作は文字が奪われた世界のため、最初はアイテムなどの説明が読めない状態となっている。塔で待ち受けるボスを撃破して文字を取り戻すことで、アイテムの性能がすべて分かるようになるわけだ。5つの塔はそれぞれ属性や敵構成などが異なるので、塔によって装備品を変えながらボスの撃破を目指すのだ。また、村にはランダム生成される井戸ダンジョンもあり、こちらは最深部を目指すローグライト要素となっている。


そんな本作が7月2日より期間限定の無料配布が開始された。本作は2022年5月にSteamおよびNintendo Switch向けに配信され、その後PS4/Xbox One向けにもリリースされた。Steamユーザーレビューは48件のうち81%が好評とする「好評」ステータスを獲得。本作のフィールドは3Dで構築されていながら、キャラクターはASCIIコードというレトロスタイルと融合した世界が特徴。シンプルなグラフィックに対して、ゲームプレイは現代的な強化要素が用意されており、そうしたギャップが高く評価されている。
ちなみに、本作のパブリッシングを手がけるGrabTheGamesは、現在Steamサマーセールに合わせてパブリッシャーセールを実施中。先週も無料配布が実施されており、今回もセールの一環として無料配布がおこなわれたものと思われる。興味のある方は無料期間中にライブラリに追加しておくといいだろう。
『Ampersat』はPC(Steam)にて7月7日午前2時まで無料配布中。ライブラリに追加しておけば、期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。