ホテル探索ミステリーADV『The Suicide of Rachel Foster』発表。電話越しのガイドを頼りに、父親の不倫相手の死の謎に迫る

Daedalic Entertainmentは12月6日、ミステリーアドベンチャーゲーム『The Suicide of Rachel Foster』を発表した。『The Suicide of Rachel Foster』の舞台となるのは、1993年のアメリカ・モンタナ州ルイスアンドクラーク郡。

パブリッシャーのDaedalic Entertainmentは12月6日、イタリアのインディースタジオONE-O-ONE GAMESが手がけるミステリーアドベンチャーゲーム『The Suicide of Rachel Foster』を発表した。PC(Steam)向けに2020年2月20日発売予定で、2020年内にはPlayStation 4/Xbox One向けにも発売するとのこと。Steamでの価格は1980円(2月20日までは25パーセントオフの1485円)となっている。

『The Suicide of Rachel Foster』の舞台となるのは、1993年のアメリカ・モンタナ州ルイスアンドクラーク郡。主人公の女性ニコールは10年前、家族経営していたホテルを母親と共に去った。原因は父親の不倫。その相手は、当時10代だったニコールと同年代の少女レイチェルで、のちに彼女は自殺してしまう。遺体発見当時、レイチェルは妊娠9週目だった。

それから時が経ち、ニコールの両親は他界。彼女は、遺産としてホテルを受け継いだ。そして、ホテルを売却してレイチェルの遺族に償うよう求めた母親の遺言を守るため、ニコールは弁護士に査定を依頼し、10年ぶりに家族のホテルに帰ることになる。しかし、天候が悪化してひどい嵐が吹き荒れ、彼女はホテルを出ることができなくなってしまう。

大きな山の中に建つ、もう営業していないホテルに閉じ込められたニコールは、そこにあった旧式の携帯電話への着信に気づく。かけてきたのはFEMA(連邦危機管理庁)の職員イルヴィン・クロフォードで、ホテルから出られない状態のニコールのサポートを申し出た。本作では、彼と電話越しに会話を交わしながら、広大なホテル内を探索するゲームプレイが展開される。公開されたトレイラーでは、懐中電灯を使って暗い部屋を調べたり、ホテルの間取り図やToDoリストを確認する様子も見られる。

ニコールは、ホテルにて懐かしい品々に触れる一方で、父親の不倫相手だったレイチェルの死の謎や、自身の家族の過去にまつわる暗い秘密について、イルヴィンの助けも借りながら調査することに。それらは、地元の人々でさえ想像できなかったほど奥深い謎だという。本作にてプレイヤーは、ミステリーとホラー要素を組み合わせた愛と死の物語を、バイノーラル録音された没入感あるサウンドと共に体験することになる。まだどのようなゲームプレイとなるのか不明な点が多いが、来年の発売に向けて徐々に明かされていくことだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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