日本一ソフトウェアは、シミュレーションRPG『魔界戦記ディスガイア』のPC版を、Steamにて2016年2月にリリースするようだ。すでにSteamストアページが登場しており、日本語字幕や吹替えに対応するほか、新規UIを搭載するなどPCを向けに改修したバージョンとなる模様だ。また、同作が日本一ソフトウェア初のSteam進出となる。パブリッシングは米子会社のNIS America, Inc.が担当。価格は未定。
『魔界戦記ディスガイア』は、2003年1月にPlayStation 2向けにリリースされた“史上最凶やり込みシミュレーションRPG”。プレイヤーは魔王の子息「ラハール」となり、個性豊かなキャラクターたちと共に魔界を平定し、次なる魔王になるべく奮闘する。レベルの最大値が「9999」、アイテム自体にもレベルが存在、2週目からが本番、全クリアまでは数百時間はかかるなど、やや狂気的ともいえるやり込み要素を多く盛り込んだことが最大の特徴となっている。
なおシリーズは、その後長く続き、2013年にはPlayStation 3向けに『ディスガイア D2』がリリースされた。2006年にはテレビアニメも放送されており、長きにわたって愛されてきた日本一ソフトウェアを代表するタイトルの一つである。
今回配信されるSteam版『魔界戦記ディスガイア』は、2006年にリリースされたPlayStation Portal版と同様のコンテンツを全収録。新規ユーザーインターフェイスと“質感テクスチャ”を備えているほか、キーボード&マウスおよびコントローラー操作、またSteam実績やクラウドセーブ、バッジやトレーディングカードにも対応している。
Steamニュースに投稿されている新旧UIとテクスチャの比較イメージを見る限りでは、単なる移植やリマスターではなく、(フルリメイクでもないが)かなり手を入れたバージョンとなっているようだ。シミュレーションRPGである『ディスガイア』をマウス操作でプレイできるようになるのも嬉しいところだろう。まだ発表されていない価格もふくめ、今後の続報に期待したい。