デベロッパーのRadical Fish Gamesは8月8日、アクションRPG『Alabaster Dawn』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年後半に早期アクセス配信予定。
本作は、これまで「Project Terra」という仮題にて開発状況が伝えられてきた作品だ。このたび正式タイトルが決定し、ゲーム概要も公開された。
『Alabaster Dawn』の舞台となる世界Tiran Solでは、Nyxと呼ばれる謎の存在の影響により荒廃し、神々や人々が姿を消した。主人公のJunoは、そんな呪われた世界にてひとり目を覚まし、世界を再建するため冒険する。残された人類を探して目覚めさせ、消えた神々を追い求め、そしてこの世界からNyxを排除するのだ。
Tiran Solには7つの異なる環境のエリアが存在し、探索するなかで装備品や素材、料理レシピなどのアイテムを発見できるほか、パズル要素や、モンスターとのバトルも発生する。本作には、あわせて8種類の武器が収録され、そのうち2つを同時に装備可能。武器には4種類の属性があり、それぞれの武器を使いこなして敵に対応することが求められるそうだ。
各武器には固有のスキルツリーが用意され、技をアンロックしていくことができる。さらに、Divine Artsと呼ばれるアイテムと武器の属性を組み合わせることで、強力な魔法を発動可能。公開されたトレイラーでは、パリィのようなアクションが存在することもうかがえる。
主人公Junoの強化システムとしては、入手した特別な宝石を武器などに装着することで発動できるエンチャントが用意。エンチャントでは、各種基本ステータスをアップさせたり、バトル中の特定の状況下で強化されたりなど、さまざまな効果を得られるという。宝石のスロット数はスキルツリーを通じて拡張可能。また熟練工のNPCに出会うことで、宝石のクラフトやアップグレードをおこなえるそうだ。
本作には料理要素も用意され、探索においてはさまざまな食材およびレシピを入手できる。休憩場所にて料理をして食べると、回復アイテムのストックが増加するほか、一時的なブースト効果が発揮。そのブーストを通じて味覚レベルを上げると、食事の効果も上昇していくとのこと。
このほか冒険を進めるなかでは、仲間となるキャラクターと出会えることもある。人々を助けながら、交易ルートを構築したり、科学技術を発展させたりするなかで、拠点の街が徐々に発展。そうしてさらなる冒険の道が開かれていくという。
本作の開発元Radical Fish Gamesは、高評価を獲得したアクションRPG『CrossCode』を手がけたことで知られる、ドイツのインディースタジオ。本作『Alabaster Dawn』は、『CrossCode』にて成功した要素を継承しつつ、ゲームエンジンの変更により3Dグラフィックに対応。またバトル面については同作に加え、『デビルメイクライ』や『キングダム ハーツ』からも影響受け、ハイペースかつ奥深いシステムを目指して開発されているという。ゲーム全体のボリュームとしては30〜60時間になる見込みだそうだ。
『Alabaster Dawn』は、PC(Steam)向けに2025年後半に早期アクセス配信予定だ。2025年前半には体験版を配信するとのこと。また、将来的にはコンソール版のリリースも計画されている。