基本プレイ無料『サカつく2026』強豪ひしめく“魔境”スペインでもがき苦しむガチプレイ日記。久保建英に敗れて思い知る、「負けないサッカー」の向こう側
『プロサッカークラブをつくろう!2026』を3か月間みっちりとプレイする連載企画の第6回。

サッカークラブを経営するシミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!2026』(以下、『サカつく2026』)。本作のプレイヤーはクラブの全権監督として選手を育成し、クラブの経営にも携わる。本稿はそんな『サカつく2026』の「サカつくモード」を中心に、3か月間みっちりとプレイする連載企画の第6回となる。プレイ日記のルールや目標については第0回をご覧いただきたい(記事リンク)。
世界各国のクラブを監督として率いることが可能な『サカつく2026』。前回の連載第5回ではドイツリーグに挑戦した(記事リンク)。改めて結果を記載するとリーグ優勝はできたものの、ヨーロッパチャンピオンシップでは優勝することができなかった。ヨーロッパ王者がかかった試合では選手のポリシー合わせやフォーメーションコンボの活用によって、私は監督としてできることを増やしていたが最良の結果が得られず、スランプに陥っていたといえるだろう。そこで、第6回ではドイツリーグよりさらにレベルの高いスペインリーグに挑戦する。「銀河系」とも呼ばれるマドリードFCの監督に就任することで、監督としての私の手腕を磨いていきたい。

中央からもサイドからも攻められるのが一種の悩みに
マドリードFCに所属している選手は想像以上に優秀な選手が揃っていた。極めて得点能力に優れたAM(Attacking Midfielder)のジュード・ベリンガムもいれば、LW(Left Wing)で作中最高クラスの突破能力を誇るヴィニシウス・ジュニオールも所属している。ただし、私がとくに興味を惹かれたのはレジェンド選手をモデルにしたと思われる架空選手だ。AMのディザン、CFのマウール、GKのヤロン、LBのマルメロなどそれぞれ実在の名選手たちを彷彿とさせる。このメンバーたちなら、就任1年目からスペインリーグ優勝を狙えるし、もしかしたらヨーロッパ王者に輝けるかもしれない。ただ私が目指すのは、選手頼みの勝利ではなく監督としての成長だ。ドイツリーグでは果たせなかった課題の克服を胸に、私はマドリードFCに就任することを決めた。


所属選手を見ると、中央からでもサイドからでも攻撃を展開できる分厚い選手層となっている。どのように攻めるかは監督の責任だ。選手やクラブの属性を意味する「ポリシー」は「リアクション」に統一したとしても、中央突破優先かサイド攻撃優先かを決めるのは監督の責務だといえるだろう。それらを決めることによって、自然とフォーメーションと、キーポジションに特定のプレイスタイルを有する選手を配置することでバフが受けられるフォーメーションコンボも決まってくる。
今回のマドリードFCでは、フォーメーションは5-4-1 Aを採用した。このフォーメーションは中盤の4人はDM2人とAM2人の中央突破を優先するものとなっており、LWのヴィニシウス・ジュニオールたちのポジションがなくなってしまうが、私は中央突破こそが優勝への近道だと感じていたのだ。フォーメーションコンボは、チーム全員のキープ力・パスカット・コンタクトが60%アップする「FCハリウッド’01」。とにかく中央突破で圧倒して、マドリードFCの力を見せつけるつもりでいた。ところが、そう上手くはいかなかった。マドリードFCは確かに中央突破に優秀な人材が揃っているかもしれないが、サイドにもそれに負けず劣らずの選手が所属している。本当にベストのメンバーを試合に送り出せているのかと自分の判断に疑心暗鬼になってしまったのも事実だ。

監督としての驕りに目を覚まさせてくれた久保建英
中央突破の「FCハリウッド’01」を採用した序盤の戦いは、そこまで悪いものではなかった。型にはまれば大量得点で圧勝できるし、そもそも中盤を厚くしたこともあって失点は少ない。勝ちきれない試合は散見されたものの、それはクラブを率いてばかりで選手間の連携がまだ構築されていないことが原因かもしれないだろう。ただし、引き分けが多すぎる。無敗であるにも関わらず、序盤を折り返した時点のリーグ戦の順位は第3位だ。
このままFCハリウッド’01のフォーメーションコンボでも優勝できるかもしれないが、それでは昨シーズンのように、選手をピッチに送り出したあとに私は何もしていないのではないだろうか。マドリードFCの選手層からすれば、首位を独走していてもおかしくない。自分の迷いや名門クラブを指揮することの重圧から、私は監督という仕事に重荷を感じるようになっていた。優勝するためにフォーメーションコンボを変えた方がいいとわかりつつも、無敗であるためにそのきっかけをつかめなかったのである。
そうした私の中途半端な自信を打ち砕いてくれたのは、サンセバスチャンFCの久保建英だった。スタメン総合力ではこちらが格上であるにもかかわらず、久保率いるサンセバスチャンFCはマドリードFCに初めて黒星を付けた。このことがかえって、スペインリーグの各クラブの底力の強さを感じたし、私としてもさらに強い戦術を追い求めるきっかけになった。久保はサンセバスチャンFCのリーダーとして、獅子奮迅の活躍を見せていた。シーズン終了後に個人記録を参照すると、リーグ21得点を決めているのは立派な成績だ。いまは敵だが、日本人選手が海外で活躍しているのを見ると、日本サッカーが進歩したことにしみじみと実感する。久保が迷走している私に目を覚まさせてくれるような活躍をしてくれたのがうれしかった。

実は、スタメン総合力がさらに上がるフォーメーションコンボに心当たりがなかったわけではない。フォーメーションコンボには銅、銀、金の3種類が存在し、FCハリウッド’01が銀のフォーメーションコンボにあるのに対して、それより強いポリシーがリアクションのフォーメーションコンボも用意されている。金のフォーメーションコンボは各国のリーグ戦を優勝できるフォーメーションコインを消費しなければ入手できないため、手に入れる時間がかかる。しかし、スペインリーグ優勝やヨーロッパチャンピオンシップ優勝を果たすためには金のフォーメーションコンボは必要となってくるだろう。不本意な戦い方をするくらいなら、今回の試みが失敗になってもいい。いまの時点で私が用意できる戦術を注ぎ込んでクラブを最強にさせてみせる。そのような決意が固まった。
プレイ日記第1回から第5回まで、私は毎年リーグ優勝を成し遂げてきた。開幕前に考えた戦術はシーズンを通してピタリとハマったし、当初の目論見どおりの結果を得ることができたと思う。だが、スペインリーグは上位3クラブの強さが突出しており、どのクラブが優勝するかもわからない。久保率いるサンセバスチャンFCに敗北したのは、リーグ第21節。全38節のリーグ戦において、この時点で3位に落ち込んでいるのは優勝へ黄色信号が灯っているのに等しい。
多大な代償を払って金のフォーメーションコンボ解禁
シーズン後半の1月になって、フォーメーションを3-4-3Cへ変更した。初めての金のフォーメーションコンボである「ゴーデンゾーネン’95」を使うためだ。ゴーデンゾーネン’95を発動させることができれば、キック精度、突破力、コンタクト、スタミナのそれぞれが80%もアップするという破格のバフを得られる。それまで使っていたFCハリウッド’01からゴーデンゾーネン’95に変えてスタメン総合力が11万2351から12万1957にアップした。

スタメン総合力が約1万も上がると、まるで別のクラブのようだ。引き分けが嵩んでいた相手にも勝ち切ることが多くなっていく。ゴーデンゾーネン’95にした結果、LWのヴィニシウス・ジュニオールをはじめとしたサイド攻撃も得点につながることが多く、得点パターンが増えた。監督の私は、今シーズンで中央突破にこだわっていたが、そうすることで勝ちきれない試合が多くなっていたと反省する。ゴールがある中央ゾーンは得点に直結するが、当然のことながら守りも堅い。そこを打ち破ることができなかったために、勝ち点を落とし続けてきたのだ。ゴーデンゾーネン’95にしてからは、中央からもサイドからも攻撃を繰り出せるようになって優位に試合を進めていることがうかがい知れ、安心して見ることができた。
シーズン開幕当初に思い描いていたサッカーを変更することに対しては、もちろん葛藤した。中央攻撃を標榜しながらも、ここに来てサイド攻撃を織り交ぜていくのは露骨な方針転換で情けないともいえるだろう。しかし、監督である私がベストを尽くさなかったことで後悔した経験は前回のドイツリーグ編での糧となっている。私はその糧をもって、自分の考えを変えることを厭わない。サッカーに絶対はないかもしれないが、臨機応変な考え方で今日の敗者が明日の勝者にもなるものだ。現役とレジェンドが集まったマドリードFCで、私はリーグ優勝をしたいのだ。そのためなら、なんだって賭けてやる。


金のフォーメーションコンボでまさかの逆転劇
フォーメーションに大改革を施すまでは、マドリードFCはリーグ3位で首位と勝ち点6の差がついていた。しかし、ここから猛追していく。上位陣との直接対決を制して差を詰めると、下位クラブにも勝利を重ねて優勝の可能性を諦めない。最高級のフォーメーションコンボを導入したマドリードFCに迷いはなかった。連戦連勝を遂げていくうちに自信がクラブ全体に満ち、私も監督として成長できたように思う。負けをまぐれとせず、クラブを抜本的に変えることができた。これは過去に率いたクラブでの経験がもとになっているといっていいだろう。無駄なことなど何一つなかった。
マドリードFCが首位に立ってからも上位3クラブとの勝ち点の差が開くことはなかったが、譲るつもりは毛頭なかった。私はシーズン途中で採用したゴーデンゾーネン’95のフォーメーションコンボがクラブにあっていると実感していたし、そのためにできることはすべてやった。これで優勝できなかったら嘘だ。覚悟を決めて首位を猛追しているときは、楽しくて仕方がなかった。クラブは確実に強くなっているし、ここぞというときではマウールやディザンといった主力メンバーが得点を決めてくれる。とはいえ、優勝はかなりの僅差で冷や汗ものだったことは否定できない。
我がマドリードFCは38試合31勝5分2敗、勝ち点98で優勝したが、2位のUDマドリードは38試合31勝2分5敗で勝ち点95、3位のFCカタルーニャは38試合30勝4分4敗で勝ち点94とどこが勝ってもおかしくなかった。マドリードFCがゴーデンゾーネン’95を導入するのが遅れていたら優勝することはできなかっただろう。

監督は大変な仕事だ。その判断ひとつが、クラブの栄光も失敗にも関わってくる。当初考えた中央突破重視の戦い方に固執せずに、リスクを承知でサイドからの攻撃も織り交ぜた戦術に切り替えたことがスペインリーグの優勝につながった。そして、それをすることができたのは、これまでの連載で培ってきた経験によるものである。そうした苦い経験を踏まえて、今回はさらに高度な戦術を採用し、栄光を掴み取ることができた。率いてきたクラブのすべてをリーグ優勝に導きながらも、さらなる成長ができたと感じている。
また今回は監督としてやるべきことが明確になったシーズンでもあった。これまでに、さまざまなポリシーのクラブを指揮してきた。それらは必ずしもヨーロッパ最強を目指せるクラブではなかったものの、ポリシーに応じてクラブの戦力を最大化できるはずだ。今回のマドリードFCでは金のフォーメーションコンボを使って、選手やクラブをかなり強くすることができたと思う。今後はこの方法を使って、最強のクラブを目指していきたい。


次回は守備戦術を学ぶイタリア編
世界編は今回までにオランダ、ドイツ、スペインのリーグを制した。スペインリーグはどこのクラブも攻撃的で失点してしまうことが多かった。それは攻撃的な戦術を貫いた結果かもしれないが、できるだけ失点は減らしたいところだ。
そこで監督としてのさらなる成長を目指すためにも、次回は堅い守備「カテナチオ」の異名で知られるイタリアリーグに挑戦したいと思う。これまで率いたことのない、ポゼッションのポリシーのクラブに就任するつもりだ。当該クラブの在籍選手を見るとフォーリット、イヴァンティノビッチ、ライ・コンタという架空選手を発見した。次回の第7回は彼らを主軸に戦っていくので、そちらも期待していてほしい。


本稿の連載第6回で起用した選手の個人成績をまとめたGoogleスプレッドシートや得点シーンをまとめた動画も共有するので、よければそちらもチェックしてほしい。
『プロサッカークラブをつくろう!2026』は、基本プレイ無料タイトルとしてPC(Steam/Google Play Games on PC)/PS5/PS4/iOS/Android向けに配信中。
またここまでのプレイ日記は以下のとおりだ:
第0回:『サカつく』とは何か?筆者はどういう風に遊ぶの?
(記事リンク)
第1回:『サカつく2026』を軽く始めてみたら、いきなり情緒が壊れる濃厚ドラマ。エース「ヴァーディ」離脱に胃を痛め、“不死鳥”としての帰還に感極まる
(記事リンク)
第2回:『サカつく2026』を強火シリーズファンが遊び、「スタメン固定されがち問題」の解決に悶える。もはや監督として“リアル成長”した
(記事リンク)
第3回:約2年続いた無敗記録が、惨敗で途切れた日。荒んだ心が“アイドル”アンタンシェンに癒された
(記事リンク)
第4回:“プレイ100時間超え”でも学ぶことがいっぱい。ポリシーやフォーメーションコンボなど、攻略法をいろいろ研究した
(記事リンク)
第5回:『サカつく2026』をやり過ぎて「自分に何が足りないか」わからなくなり落ち込むスランプ監督日記。それでも“選手の絡み”が尊くて、救い
(記事リンク)
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