基本プレイ無料『サカつく2026』を軽く始めてみたら、いきなり情緒が壊れる濃厚ドラマ。エース「ヴァーディ」離脱に胃を痛め、“不死鳥”としての帰還に感極まるメンタル破壊監督日記

『プロサッカークラブをつくろう!2026』プレイ日記第1回ではオリジナルクラブを設立してJ3リーグを戦っていく。

セガの『プロサッカークラブをつくろう!2026』(以下、『サカつく2026』)は、全権監督としてサッカークラブを経営するシミュレーションゲームだ。初期の『サカつく』シリーズはオリジナルクラブのみを率いることができたが、『サカつく2026』では世界各国のクラブの監督に就任可能だ。クラブライセンスが搭載されている実在のJリーグクラブを指揮することもできる。

本稿はそんな『サカつく2026』の「サカつくモード」を中心に、3か月間みっちりとプレイする連載企画の第1回だ。プレイ日記のルールや目標は第0回をご覧いただきたい(記事リンク)。

実在のクラブを率いることはもちろん魅力的だが、シリーズ初代作から『サカつく』ファンの筆者としてはオリジナルクラブを率いるところから始めたい。そこで、プレイ日記第1回ではオリジナルクラブを設立してJ3リーグを戦っていく。オリジナルクラブは、クラブ名やユニフォームのデザインなどを設定可能。クラブ名は過去作でお馴染みのものと地名をセットにして「レオーネ東京」と命名し、ユニフォームは赤と黒のストライプ柄に決めた。レオーネはイタリア語で「雄ライオン」のことで、転じて「勇者」や「強者」を意味する。筆者はサッカー界で絶対的な強者になるために、3か月間のプレイ日記で無敗継続を狙う。もちろんサッカーは強者が弱者に負けることもあるスポーツだ。絶対はないものの、できるだけ勝ち続けられるようにクラブを率いていきたい。

SP選手のヴァーディに絶対的信頼感

オリジナルクラブを設立した際には、架空の初期選手として登場する。レオーネ東京の初期選手を確認したところ、いくつかの問題が見受けられた。もちろん初期選手であるため、最初から高い能力は求めていない。しかし、得点や失点に直結するポジションの選手が頼りないと勝ち点を得ることは難しいだろう。レオーネ東京には、得点を求められるCF(センターフォワード)や失点を防ぐGK(ゴールキーパー)が頼りない。

『サカつく2026』では、いわゆるガチャで入手した選手をSP選手(スペシャル選手)としてクラブに加入させることができる。SP選手は1年につき原則2名までしかクラブに加入させられないが、有料の「サカつくブーストパス」に加入していれば1年に3名まで加入させられる。今回はブーストパスに加入して、以下の3名のSP選手をクラブに加入させた。

・ジェイミー・ヴァーディ(CF)
・ニック・ポープ(GK)
・谷口彰悟(CB)

3名のSP選手は、中央のポジションの選手となっている。ヴァーディには得点を量産してもらい、ポープと谷口には失点を防いでもらう。ヴァーディは岡崎慎司とイングランドで共に戦ったことから、日本のサッカーファンにも広く知られている選手だ。2人が所属していたクラブは決して優勝候補ではなかったが、並み居る強豪を打ち破ってリーグ優勝に輝いた記憶は鮮明に残っている。ヴァーディには、新参クラブのレオーネ東京を栄光へ導く最初の1歩に貢献してもらいたい。弱者が強者を打ち破るジャイアントキリングを体験しているヴァーディだからこそ、監督としての私は彼をエースストライカーとして信頼している。

実際のところ、ヴァーディのおかげで序盤は好成績を収めることができた。自身を含めて新参者が多いメンバー構成にも関わらず、ヴァーディは開幕から3試合6得点を決めてクラブを3連勝へと導く。失点してうなだれている仲間がいたとしても、彼だけは勝利を諦めなかった。得点したとしても、まだリードされている場合は相手ネットに突き刺したばかりのボールをセンターサークルまでもっていく。「さぁ、もう1点獲ろうぜ」とヴァーディがチームメイトに伝えているようで、頼もしいことこのうえない。

ドリブル突破をはじめ、精密なシュートやヘディングなどあらゆるパターンで得点を積み重ねていくヴァーディ。彼の勢いに勇気づけられたレオーネ東京は快進撃を記録し、12節を終えてなんと単独首位だ。これは12試合で20得点を決めているヴァーディのおかげだ。彼がいなくてはここまで、序盤からリーグ戦を優位にすすめることはできなかった。

エース不在の苦しい時期に仲間が奮闘

ヴァーディの好調とともにリーグ優勝まっしぐらかと思えば、暗雲が立ち込める。ヴァーディは、自身の体調不良を隠したまま試合に出続けていた。コーチから体調不良を指摘された際には、「大したことない」と強がりながらも腹部に違和感があることを話してくれた。『サカつく2026』ではときおりドラマのようなシーンが発生し、監督としてどのように対応するのかが問われる。

今回の体調不良イベントでは、「ヴァーディを1か月出場させない」ことが求められた。イベントでヴァーディは気丈に振る舞っていたが、それが強がりであることはすぐにわかった。体調不良に見舞われるヴァーディの姿を見たとき、私は申し訳ないような気持ちを抱いた。クラブ加入直後から活躍してくれたヴァーディに報いるために、彼に休養を与えたい。クラブの勝利を担う監督としては、明らかな戦力低下を招くのは愚かなのかもしれない。たとえ甘いといわれようとも、クラブの目先の勝利よりもヴァーディの健康の方が大切だと私は思う。

レオーネ東京は点の取り合い上等のサッカーを展開していたため、得点できないときは苦戦してしまう。シーズンを振り返ってみれば、ヴァーディがいなかった1か月がもっとも苦しい時期だったように思う。なにせ、ヴァーディを外したら、強さを示す「チーム総合力」が約3000も下がってしまうのだ。試合を見ていても得点を期待できる匂いのようなものが変わってくる。

ヴァーディの離脱中は、控えのCFである川瀬直矢を起用した。初期選手である川瀬はヴァーディの能力には及ばないが、本来ならばエースストライカーだったはずのCFだ。ヴァーディ不在の4試合で3得点と、元エースの気概を見せてくれた。川瀬だけでなく、アンタンシェンや野呂蹴三郎といった今シーズンから加入した選手たちも、クラブにフィットして素晴らしい活躍を見せてくれることが多くなってきた。エースの不在がほかの選手の刺激を促したかのような気さえし、アンタンシェンは意外性のあるロングシュートやダイレクトボレーでヴァーディとは異なる得点シーンが記憶に残る。

アンタンシェンと野呂蹴三郎は、過去作でお馴染みの架空選手だ。「走る万里の長城」がニックネームのアンタンシェンはプレイヤーに強烈な印象を残していたし、野呂蹴三郎は姓が野呂の架空選手たちで記憶に残りやすかった。2人はコストパフォーマンスの高い「マイナーズ」と呼ばれる選手たちに含まれており、ゲーム開始時のスカウトリストで登場した際には無所属で登場し移籍金の発生しない「0円」となっていた。もちろん選手には年俸を支払う必要はあるが、2人とも年俸は2000万円程度だ。これはもう獲得するしかない。ヴァーディに比べると継続的な活躍を見せるのに時間がかかったのかもしれないが、次第にその能力を発揮してクラブの柱となっていった。

ヴァーディが復活して「不死鳥」に

体調不良のイベントは発生時点では選手を起用できないデメリットでしかないが、「1か月出場させない」などの条件を達成することで怪我をしにくくなる「不死鳥」の個性を獲得できる。ヴァーディのゴールパフォーマンスのなかには鳥が踊るようなものも存在するため、彼にとってふさわしい個性だと感じた。「鳥」をゴールパフォーマンスにする選手が苦難を乗り越えて「不死鳥」になるとは、なんともドラマチックなストーリーだ。

休養を経て戻ってきたヴァーディは、以前と変わらず得点を量産してくれた。アンタンシェンとヴァーディで2トップを組ませ、1列後ろのAMの野呂蹴三郎がラストパスを2トップに送り込む。この流れがレオーネ東京の基本的な戦い方だ。中央突破にこだわって戦い抜くことはクラブに徐々に浸透していき、ヴァーディが戻ってきたときはジグソーパズルのラストピースのようにピタリとはまった。

復活を遂げたヴァーディをはじめ、練習と試合によって選手が成長することでJ3のほとんどのクラブにもチーム総合力で劣ることはなくなった。具体的にいうと、シーズン開始時のスタメン総合力は5万5013だったのに対して、シーズン終了時の12月にはスタメン総合力が5万9559まで伸びている。スタメンの選手間には連携が構築されたことを意味する白い線がいくつも表示されており、クラブは確実に強くなっていった。下記のシーズン開幕時と閉幕時のスクリーンショットを見比べると、その成長度合いがわかるだろう。

レオーネ東京の1年目の成績は、J3リーグで42試合37勝5分け無敗。得点124で失点19の得失点差105。それぞれの試合は決して簡単なものではなかったが、高い得点力から接戦をものにしてきた。攻めまくることで守備にかかる時間が減ったため、失点も少なく済んだと思われる。

無敗で優勝したいと冒頭で述べたものの、それは必ずしも簡単に成し遂げることはできなかった。ヴァーディというエースの不在期間は痛かったし、接戦を辛うじて勝利した試合はいくつもある。しかし、中央から攻めまくるという目標はシーズンを通して追求することができた。

そのことは選手の個人タイトルにもあらわれている。リーグ最優秀選手は平均評価点7.6を記録したヴァーディ。そのヴァーディを上回る54得点を記録したアンタンシェンが得点王に輝いた。35アシストを記録した野呂蹴三郎は、アシスト王。ニック・ポープと谷口彰悟は個人タイトルこそ受賞していないものの、リーグのベストイレブンに選ばれている。選手の個人成績をまとめたGoogleスプレッドシートや得点シーンをまとめた動画も共有するので、よければそちらもチェックしてほしい。

堂々のリーグ優勝を成し遂げたレオーネ東京は、次のシーズンでJ2に挑戦する。目標はJ2優勝、そしてJ1への昇格だ。日本一のクラブになる道のりはまだ始まったばかり。第1回のプレイ日記で誕生したレオーネ東京がどのような軌跡を描いていくのか、今後のプレイ日記更新に期待していただけると幸いだ。

プロサッカークラブをつくろう!2026』は、基本プレイ無料タイトルとしてPC(Steam)/PS5/PS4/iOS/Android向けに配信中。

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Ryuichi Kataoka
Ryuichi Kataoka

「ドラゴンクエストIII」でゲームに魅了されました。それ以来ずっとRPGを好んでいますが、おもしろそうなタイトルはジャンルを問わずにプレイします。

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