「GWにゆるくオススメしたいインディーゲーム」第五弾、ほぼそのまんま『Burnout』な『Dangerous Driving』
編集部より:
ゴールデンウィーク向けとして、各ライターに好きなインディーゲームに紹介してもらうという本企画。発売時期やプラットフォーム、価格など問わず、ただ好きなインディーゲームを紹介する。非常にゆるい企画なので、ゆるい気持ちで読んでいただければ幸いだ。第五弾『Dangerous Driving』をお届けする。筆者はTaijiro Yamanaka氏である。
『Dangerous Driving』は、『Burnout』シリーズの開発者が独立して手がけたレースゲームだ。同シリーズを彷彿させる、というよりもほぼそのまんまな内容となっており、特に『Burnout Paradise』以前の、クローズドなコースでのゲームプレイを再現している。車はセダン・SUV・クーペ・スーパーカー・ハイパーカー・フォーミュラカーの6クラス・計26台が登場。セダンから始めて各レースイベントをこなし、次のイベント・クラスをアンロックしていく。
レースタイプは、NPCとレースをするRaceやFace Off、GP、敵車をテイクダウン(クラッシュ)させスコアを稼ぐRoad Rage、逃げる敵車をパトカーで追いダメージを与えて捕まえるPursuit、チェックポイント毎に1台ずつ脱落していくEliminatorなど9種類が用意されている。こちらも『Burnout』ゆずりな部分が多い。オンライン対戦は今後追加するとのこと。
本作の魅力はというと、やはりテイクダウンだろう。競り合う敵車に体当たりしてガードレールに衝突させたり、対向車に突っ込ませたりし、爽快感と共にブーストゲージを溜めることができる。そのクラッシュ表現は『Burnout』を手がけた開発者だけあり、レースの流れを阻害しない程度に迫力がある(リプレイカメラまで似ている)。また対向車線を走ったり、一般車両に接近してすれ違うなどでもブーストが溜まり、リスクと引き換えにアドバンテージを得る緊張感も良い。
あらゆる面で『Burnout』なゲームプレイの本作だが、同シリーズの新作が現行機向けに発売されていないなか、Unreal Engine 4で描かれる美しいグラフィックは大きな進歩と言える。周回コースでは、クラッシュした車が残って障害物となる点も面白い。また、コースはいずれも自然溢れる見通しの良い環境となっているのも特徴で、市街地コースが多かった『Burnout』との違いとして挙げられる。BGMを用意せず、Spotifyにてプレイヤーの好みの楽曲をかけてもらう形にしている点も新たな試みである(関連記事)。
『Dangerous Driving』は、PC(Epic Gamesストア)とXbox One向けに販売中。『Burnout』ファンはもちろん、アーケードライクなレースゲームを好む方にはオススメだ。ちなみに、同じ開発元の『Danger Zone』シリーズでは『Burnout』のクラッシュモードが再現されており、こちらも要チェックである。