PS5 Pro外観を先行現物チェック。ほぼ変わらないけど、ちょっと違う
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は11月7日にPlayStation 5 Pro(以下、PS5 Pro)を発売する。この度、SIEより提供を受けた実機をもとに、PS5 Proの情報をお届けする。本稿では、手持ちのPS5の初期型との比較を交えつつ、機器外観についてお伝えする。
同梱の付属品は、現行のPS5と同内容
まずは同梱の付属品から見ていこう。PS5 Pro本体以外の付属品については、2023年11月10日より発売されたPS5モデルとほぼ変わらない。同梱品は以下となる:
・PlayStation®5 Pro (2TB SSD) ×1
・DualSense® ワイヤレスコントローラー ×1
・横置き用フット ×2
・HDMI®ケーブル ×1
・電源コード ×1
・USBケーブル ×1
・印刷物一式 (クイックスタートガイド/セーフティガイド)×1
・ASTRO’s PLAYROOM(プリインストールゲーム) ×1
大きな違いとしては、一貫してPS5 Proにはディスクドライブが付属していない。また、レイアウトのための装着具は現行PS5同様「横置きフット」のみとなり、縦置きにしたい場合は別売りであるPS5縦置き用ベースが必要となるので、縦置きでの配置を考えている人は変わらず留意が必要である。
PS5 Proの箱にはPS4からのデータ移行方法が記載されている。PS5からの移行も同様の手順となる。
デザインはほんのり違う
次に形や重量を見ていこう。結論からいうと、PS5ProはPS5デジタル・エディションの初期型・現行型を組み合わせたようなサイズになっている。具体的なサイズは高さ・厚み・横幅がそれぞれ約381x85x216mm、重さは約3.1kgだ。
PS5 Proの外観については、初期 PS5と高さは同じ、現行 PS5と厚み・横幅が同じというサイズとなっている。重さに関して実際に測ったところ、PS5 Proは約3.1kg。現行 PS5のディスクドライブ搭載版(約3.2kg)に似た重量になっている。それでいて、性能面のパワーアップだけでなく、SSDストレージも 従来の1TBから2TBと倍の容量に なっている 。特にPS5では、大型ゲームタイトルはデータサイズも大きくなりがちだ。そのストレージが別途取付作業の必要なく、2倍に増える恩恵は大きい。
なお、PS5 Proも現行PS5同様カバーを4つのパーツとして個別に取り外せるようになっている。将来的に本体カバーが発売された際には交換することも可能となる。
左がPS5 Pro。右がPS5初期モデル。
USBポートについても初期型PS5から変化があるものの、この変化は現行モデルを踏襲した形となっている。2つあるポートはどちらもUSB Type-Cであり、片方は超高速データ転送が可能な 10Gbps 対応となっているのも、現行モデルと同様の仕様だ。コントローラーの接続に関してもUSB Type-Cのケーブルが同梱されている。
左がPS5 Pro。右がPS5初期モデル。
また裏側のポートに関しても、現行PS5モデルと比べても特に変動は見られない。厳密にはやや配置などが変わっているが、備わっているポートの種類と数については変わらない。基本的にサイズアップや重量アップなどはしていないため、現在現行・初期のPS5を設置環境で、そのまま置き換えることが可能だろう。
と、ここまで重ねて述べたように、外観についてほぼ変わらない。ただ、変わらないということもまた情報なので、購入検討者の参考になれば幸い。そもそもPS5 Proの最大の特徴はグラフィック性能である。そちらがいかほどか気になる方も多いだろう。そちらについては次回記事にて、実際の画像や映像などをまじえてお伝えする予定である。