「青い地球を守る為~」帰ってきたEDFに会える!部位破壊が気持ちいい『地球防衛軍5』が楽しめたD3パブリッシャー ブースレポート
ディースリー・パブリッシャーは東京ゲームショウ2017の同社ブースにて、PlayStation 4向けソフト『地球防衛軍5』『地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター』『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』など5タイトルの試遊台を出展。隣接ステージではシリーズプロデューサー・岡島信幸氏によるタイトル紹介、最新情報の公開が行われた。
シリーズ最新作となる『地球防衛軍5』は2017年夏にリリースされる予定が「さらなるクオリティアップを図るため」という理由で、半年以上発売が延期。改めて今年12月7日に発売されることがアナウンスされ、今回は満を持してのプレイアブル出展と言える。
ナンバリングタイトルではあるが『地球防衛軍5』は世界観を一新し、舞台は近未来の日本。プレイヤーはただの民間人のはずがいつしか“全地球防衛機構軍”(EDF)の兵士として異星人との戦闘に巻き込まれていく、というのが主なストーリーだ。シリーズ初となるカエル型生物、高度な知性を持つ人型エイリアンなど正体不明の新たな侵略生物が実装されているが、もちろんアリ型・クモ型の巨大外来生物といったシリーズおなじみの敵は健在である。
TGS2017の試遊では複数のミッションから1つを選択可能。レンジャー、ウイングダイバー、フェンサー、エアレイダーの中から兵科と武器を決めれば出撃となる。今回は筆者が一番使い慣れたウイングダイバーでプレイしてみたが、UIは前作『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』と比べて大きな変化はなく、シリーズファンであれば操作説明を読まずとも直感でプレイできるだろう。
本作に求められる、街を覆いつくすほど無数におしよせる巨大生物を薙ぎ払う爽快感・無双感は期待通り。さらに新要素としての「部位破壊」がこの爽快感をよりパワーアップさせている。従来、死んだ巨大生物は空気の抜けた風船のようにペシャっと地面に潰れるだけだったが、『地球防衛軍5』では破壊された巨大生物の一部が飛び散る、逆にダメージを受けたEDF隊員の装甲が剥げるといった描写が追加され、戦闘シーンには特に力を入れているのが分かる。
『地球防衛軍』シリーズと言えば、PlayStation 2向け「SIMPLE2000シリーズ」として登場した時から、プレイヤー間でももはやある種の定番ジョークになっている“処理落ち”問題がある。先述の通りうごめく大量の巨大生物たちを一気に殲滅する爽快感こそ本シリーズの魅力だが、大量すぎるゆえに起こる処理落ち……。思い切って同社のコンテンツ事業部 杉崎祐一氏にこの点をたずねてみたところ、絶対に処理落ちしないと断言ではできないと念を押しつつ、「『地球防衛軍5』は巨大生物たちをどこまで大量に出現させられるのか、ハードウェアの限界まで挑戦している意欲的なタイトルです。パワーアップした本作品を楽しんでください」とのコメントをいただいた。
このほか、初のスピンオフとなる『地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター』と『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』も同ブースで試遊可能。どちらもPlayStation 4にて発売されるとなる。縦スクロールSTGの『ウイングダイバー・ザ・シューター』は時期未定だが、PC版がSteamより発売される予定だ。
『IRON RAIN』は従来とは一線を画す“もうひとつのEDF”として紹介され、開発元も異なるタイトルだ。海外ユーザーを強く意識しているため、キャラクターデザイは黒を基調とした重厚感があり、セリフもシリアス調。どこかコミカルで“ザ・日本の戦隊モノ”をイメージさせる既存作品とは一目見ただけで違いが分かる。UIもスッキリと見やすく、新システム「エナジームーブ」の実装など、一味違う「EDF」をぜひこの機会に体験してほしい。
なお『ウイングダイバー・ザ・シューター』と『IRON RAIN』の試遊台は少なめなので、こちらがお目当てという方は早めにブースを訪れたほうがよいだろう。