2014年もはや1ヶ月経過 / Feb. 1st

Gamers Geographic 日本語版ライター陣が一週間にプレイしたゲームについて「2月1日って何の日だっけ?」と Wikipedia を眺めながら連ねるのが [Now Gaming] です。毎週土曜定期更新予定。なお、2月1日は「ニオイの日」(P&G社制定)であるほか、『ペルソナ4』足立透や『シュタインズ・ゲート』椎名まゆり、『どうぶつの森』ピータンなどの誕生日のようです。

 


Nobuki Yasuda – ゆとりエムブレム

 

『ファイアーエムブレム』飽きました。

 

やっぱ外伝が一番だよ。
やっぱ外伝が一番だよ。

 

失敬。シリーズ作品を久々にプレイしただけです。例のキャンペーンにてタダでもらった『ファイアーエムブレム 覚醒』をひととおり終えた嬉しさのあまりつい調子にのってしまいました。

難易度はノーマル・カジュアル、シビアさと縁遠い設定です。さらにそこから「まあ、一円も払ってないんだからちょっとお布施してあげるべきだよな」 の精神にもとづき、カネと経験値が山盛り手に入る DLC などを購入。ぬるま湯がさらに快適になり、遠い熱湯のごとき思い出とはかなり乖離のある遊びとなりました。今の精神状態ならちょうどいいのです。(HPが ゼロになったからといって戦死=ロストするのではなく以降のマップでも引き続き参戦できるような)撤退じゃダメなんですか?

それにしても本当に久々の『FE』でした。記憶の糸をたぐってみると、あまり褒めらたものではない手段でプレイした『トラキア776』や『聖戦の系 譜』あたりまで巻き戻り、まともに「プレイした」といえるのはじつに『紋章の謎』。1994年発売です。約20年前です……20年前? この20年間で私はいったい何を学んだのでしょうか?

せっかくですのでついでに告白すると、『紋章の謎』もまともにクリアしていません。調整的にも物語的にもハードな終盤の展開は当時の私には厳しすぎました。どこで投げたのかはくわしく覚えていませんが、とにかく心のリザインボタンを押してしまったことは間違いありません。

さて、ではまともにやった『FE』はあるのか? となると、あります。それが『ファイアーエムブレム 外伝』。ファンならばそのぬるいバランスを知らぬ者はいないでしょう。『外伝』は何度も繰り返しクリアしました。簡単でしたからね。ええ、とても簡単でし たから。こちらは1992年発売。……当時9歳? ええ、小学生にはちょうどいい難しさだったんですよ。音楽もかっこよかったし。そもそもシミュレーションゲーム苦手なんですよ私は。

私が二手先のことを読めない人間であることをあきらかにした上で申しあげると、やはり『FE』は面白い。主体的に難易度を下げてしまったとはいえ、 「今ならもっと高い難度をクラシックモード(死んだらロスト)でクリアできるのでは?」と思わず2周目に突入してしまうくらいに魅力的です。移動中の手持 ち無沙汰解消に『だるめしスポーツ店』と『真・女神転生4』(レベリング)と『ファイアーエムブレム 覚醒』は当分付き合ってくれそうです。

余談ですが、『覚醒』をプレイしていて「なにかが足りない」と感じていました。クリアした今ならわかります。”ワープで単騎駆”と”心臓の凍るような戦闘BGMとクリティカルSE”です。ここだけは惜しいところでした。

 


Dimitri Toichi – RPG週間

 

『Paper Sorcerer』やってました。本に封印された魔法使いが、そこから脱出するためにお供をつれて戦うRPGモンスターです。

ゲーム序盤に12人の手下のなかから3人を選んで召喚するのですが、このパーティ構成を考えるだけで1時間が経過していました。スキルツリーやら パーティ構成で悩むのがRPGの醍醐味です。自分が選んだのはアサシン役の Troll、肉壁担当 Skeleton、攻撃&回復魔法の Witch。Troll 以外は割とスタンダードな構成ではないでしょうか。

このゲーム、戦闘のダメージ計算が独特です。まず敵に攻撃を与えると、相手のライフと防御力が減ります。自分の攻撃力が相手の防御力より低い場合 は、相手のライフを減らすことができません。ですが前述の通り防御力は減少するため、自分の攻撃力の方が高くなるまで攻撃し続ければ相手のライフを削れる ようになります。

一方で、魔法攻撃は相手の防御力を減らせません。魔法の威力と相手の防御力/2 の差がダメージ計算式のようです。その代わり延焼や毒、速度低下などが付与されていていやらしい感じに仕上がっています。

よって、戦闘開始時にいきなり強い技を放って即終了、という戦闘スタイルはあまりできません。通常攻撃で防御力を削ってからタイミングを見計らって大技を放つことになります。

Troll の装備できる武器はカタールのみですが、クリティカルが発生する確率が高くされているため、うまいことクリティカルが発生すると、上述のダメージ計算式を無視して攻撃できてしまいます。まさにアサシンという感じが私の厨二心を揺さぶります。

 

悩む人はここで悩む。
悩む人はここで悩む。

 

難易度 Normal でゲームを開始しましたが、もうちょっと高難易度を選択しても良かったかなあと思います。ちなみに最高難易度の名前は「1980′s」です。

 


UnFreeMan – コインいっこいれる

 

急にぽっかりと休みになってしまったので、この一週間はゲームセンターに入り浸って、ひたすら筐体に100円玉を投じる作業に従事していた。『ファ イナルファイト』ではパンチハメをミスってソドムで死亡、『エイリアンvsプレデター』ではマッドプレデターをハメそこなって死亡、『斑鳩』では4面冒頭 の力の解放が早くて死亡、『チェンジエアブレード』は乱入してきた猛者に0-2で惨敗、『ダライアス外伝』では間違ってシャコの居るコースを選んでしまい 立て直せず死亡、『グルーヴコースター』は右ボタンが壊れていて死亡、『マッハストーム』は故障中など、ゲーセンに行った全日を通じて見せ場が全くなかった。人間やはり練習しないと腕前は落ちる一方であると痛感した。とくにダライアス外伝を1コインでクリアできなかったのはショックだった……

 

カード地獄
カード地獄

 

ゲームセンターに行くたび、携帯電話に一本化してくれないかなといつも思うのがこうしたカードのたぐい。もちろんこのご時世、携帯電話さえあれば概 ねカバーできるのだが、Aimeカードはなぜか私の携帯電話にデータ移行できないので手放せないし、NESiCAはなぜか2枚持ってて(なぜグルーヴコー スターデザインのを購入してしまったんだろう)統合は出来ないし『ボーダーブレイク』『アンサーxアンサー』等の専用カード要求のゲームもぽつぽつと存在するのでなかなか数が減らない。

いっそまとめて捨ててしまえばと思うのだが、ゲームセンターに行ったらコインは投じてしまうのである。私には「コインを入れてからカードを用意す る」という悪癖があり、その時になってようやくカードを持っていないことに気づくのだ。その時の落胆をどう言い表せばよいだろうか。

かくして私の財布の中には、クレジットカードやキャッシュカード、保険証といった重要度が高いカードの倍以上の数のゲームカードが入っているのである。コインいっこいれる。カードいちまいいれる。

AUTOMATON JP
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