オープンワールド新作『幻塔』は金がかかってそう。『エルデンリング』の新パッチがいい感じ。『Loopmancer』の体験版を遊ぶ。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。333回目です。333。
サイバーパンクタイムループ探偵
今週は『Loopmancer』の体験版をプレイ。サイバーパンクな中国風都市を舞台にする、ローグライク要素のある2.5Dアクションゲームです。このジャンルならではといえるリトライを繰り返す部分に、主人公のタイムループ体験を組み合わせていることが特徴的。主人公の探偵は、とある事件を追うなかで戦いに身を置くが、死ぬと時間が巻き戻り、同じ事件の調査を請け負う流れに。ただ以前の記憶は残っており、調査の進捗によって恒久的なアップグレードをおこなえる。
ステージは、探索要素やパズル要素のある立体的な構造。現れる敵を倒しながら、強化をおこないエリアを進んでいく。バトルは、近接攻撃や銃、スキルを駆使するハイペースな展開。本作はグラフィックが凝っており、リッチな世界観表現は見所であるものの、バトル中の状況がやや把握しづらいのが悩ましい。とはいえ、多様な攻撃手段や爽快感あるアクションは、製品版への期待を高めます。
by. Taijiro Yamanaka
霜踏みとのしばしの別れ
『エルデンリング』をRTA用に1.02にダウンパッチしたままだったのですが、1.04のバランス調整内容がかなりの分量だったのでアップデートして普通に遊んでいます。祈祷が全体的に上方修正されたのは嬉しいですね。霜踏みと夜と炎の剣以外だったらもはやどんなビルドでも楽しい状態で、久しぶりに自由に遊んでいる感じが。新キャラ新ビルドを遊ぶにしてもまともに全部のコンテンツをこなしていくとさすがに重いゲームなので、追憶全回収クリアはカジュアルプレイでもちょうどよく楽しめる塩梅だなとしみじみ思います。
来週からは『FF14』で絶が実装されてしばらくはそちらにかかりっきりになるので、今のうちに『エルデンリング』のPvPなんかもやっておこうかなと思っています。意外とマッチングに苦労するとの噂があるPvPですが、いくらなんでもフィールドが広すぎるだけなんじゃないかという気もします。対人のメタからは取り残されて久しいですが、わからん殺しをくらうのもソウルシリーズのPvPの醍醐味というところはあります。しばらくはビルド用のシートとにらめっこすることになりそうです。
by. Mizuki Kashiwagi
CBTのSNSシェアはOKらしい
『Tower of Fantasy(幻塔)』のCBTを遊んでいました。中国系の基本プレイ無料のオープンワールドゲーム。ストーリーや探索などコンテンツ量は数多く、武器やアバターガチャなどでマネタイズする仕組み。いわゆる『原神』形式のゲームです。そんな本作ですが、めちゃくちゃ金かかってそう。ビジュアルからアニメーションからエフェクト、UIまでとにかく豪華豪華。声優陣も豪華だったりすることを含め、金のかかり方が尋常ではない。探索面ではフィールドにいろんなものがあり、拾うことでどんどん経験値が入るといった感じ。戦闘面は、スキルや武器切り替えもまじえつつ、コンボバトル。回避のリワードが大きかったり、空中コンボも充実してたりと、人気作品の要素は一通り取り入れられている。
つまるところ、かなり『原神』の成功をなぞらえた作品でもあるなと。キャラクリができたり、ストーリーが激重だったりマルチプレイ(特にPvPもあることを含め)重点だったり、生産要素も多かったり、本作ならではのポイントはもちろん多いです。が、突き詰めていえば『原神』をがっつり追ったゲームだとは思います。『原神』も発表時からいろんな作品をなぞらえたゲームと話題になりましたが、その『原神』を追う作品が出てきたというのは興味深い。『幻塔』はチュートリアルがかなり丁寧で、個人的には、リリース初期の『原神』よりはすんなりゲームに入れました。『原神』人気にどう食い込んでいくのか注目です。
by. Ayuo Kawase