『ファークライ ニュードーン』でショットガン漬け。ホラー苦手だけど『還願 Devotion』クリアできた。『Sacred Gold』のマップが超広い。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。172回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。172回目です。

 

アプデのテストでまたまた時間が溶ける

先日、『Dead Cells』のコンソール版に大型アップデートが配信されましたが、Steam版では次なるアップデートのテストが始まりました。目玉となるのは、追加ステージの「洞穴」およびその先に待ち受ける新ボス。一度クリアすると、従来あるステージの環境に大きな変化が起こり、洞穴へと誘導する新たな展開が生まれワクワクさせられます。その洞穴は空に向かって伸びる開放感あるダンジョンとなっており、これまでのステージとはまた異なる雰囲気。もちろん新たな敵も登場します。

そのほか主人公のスキン変更要素や、武器・スキルも追加。スキンは、敵が落とす設計図を獲得することで追加され、たとえば本作の早期アクセス初期の服などがあります。さらにボス・ステムセル5も追加されており、ラスボスを倒した先にある扉からさらに進むには、この難易度でそこまで到達する必要があるようです。これらの追加要素は無料DLCとして配信予定です。
by Taijiro Yamanaka

 

ショットガン漬けの一週間

先週遊んでいたPS4版『メトロ エクソダス』のコントローラ感度が絶望的に合わなくて(低すぎた)、できるだけカメラを動かさずショットガンとスニークキルで敵を処理していたのですが、その癖がなかなか抜けません。柔軟に感度調整できる『ファークライ ニュードーン』でも、ショットガンを担いで敵拠点内をグルグル動き続けながらゼロ距離で撃っていくという、別ゲーのような立ち回りを続けていました。普段やらない遊び方なので、これはこれで楽しいです。

『ファークライ ニュードーン』のストーリーキャンペーンは10時間前後と短く、その割には登場人物が多いので、規模感があっていない感じがちょっとしました。敵対組織のボスである双子姉妹と、ファーザー/ニュー・エデンあたりの描写は特に消化不良気味に感じましたし。ただ『ファークライ』シリーズとして新しい試みが多く見られる作品でもあり、解放&再占拠により難易度が上がっていく基地ミッションや、米国各地の敵拠点に潜入する探検ミッションといった新しいリプレイ要素に関しては、次回作でも取り入れてほしいくらいです。
by Ryuki Ishii

 

広大すぎる世界を駆ける

今週は『Sacred Gold』をプレイしていました。簡単に言えばディアブロ系アクションRPGなのですが、マップの広さが尋常ではないのが特徴です。8時間くらいプレイしても、全体マップの100分の1も埋まらないといえば、その広さが伝わるでしょうか。それ以外はオーソドックスなオープンワールドのゲームで、メインクエストを追いかけながら、自由に世界を旅していくことになります。膨大な数のサブクエストを遂行したり、無数の装備でキャラクター強化なども楽しみのひとつですね。

本作が発売されたのは2004年。すなわち10年以上も前の作品です。にもかかわらず、今、プレイしても普通に楽しいというのは素晴らしいことだなと改めて実感しております。もちろんグラフィックは古めかしいのですが、ゲームとしての本質的な良さは変わらない。つまりは、名作は古びないとでも言いましょうか。あとは続編の2もそうだったのですが、(不謹慎ながら)墓場に仕込まれたジョークに味があるのです。「もう一人分空きあり!」と強調してくる墓やら、「Ctrl + Alt + Delキーを同時に押せば、特別片道切符が手に入る」といったメタ的なネタが書かれた墓までさまざま。墓場の場所はマップには表示されないため、新たなジョークを求めて無駄に探索をしている今日この頃です。
by Kouzou Suzuki

 

怖さより興味が勝った

今月19日に発売された『還願 Devotion』をプレイ。ホラーゲームは何があってもやりたくないのですが、「1980年代の台湾家庭がおかしくなっていく」というユニークな設定に惹かれ、プレイしたい欲望が勝りました。ボリュームは短いのですが、よくできている作品です。ものすごーく怖いですし、驚かし演出もあるのですが、ゲームとしてはアクションスキルはほとんど求められないので、怖いものを見ると伏し目になりがちな自分でもクリアできました。

すでにさまざまなところで絶賛されているように、プレイ体験の密度の濃さがすごい作品でした。波乱続きなのでラストまで目を離せず、それでいて話は理解しやすい。美麗なビジュアルで緻密に描かれる台湾文化は圧巻。極めて高い没入感で“居心地の悪さ”が表現されています。アジアで陰鬱な世界は、台湾デベロッパーだからこそ作れたものではないかと。配信当初はSteamレビューで絶賛され続けており、その評価はどこまで伸びていくのかなとは思いきや、中国方面で大変なことになっているようですね(関連記事)。開発元のRed Candle Gamesの作るゲームは素晴らしかっただけに、彼らの次回作をぜひ見たいのですが、どうなるのでしょうか……。
by Minoru Umise

AUTOMATON JP
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