『ポケモン Let’s Go! ピカブイ』のライバルの気遣いがすごい。PS4『スパイダーマン』のDLCは超正統派。『ファークライ5』は時間泥棒。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のライバルは、今までのシリーズのライバルとはまた違う魅力があるようですね。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。159回目です。各種ストアではブラックフライデーのセールが実施中です。お買い得のゲームはありましたか。

 

トリガーハッピー!

今週は『ファークライ5』をプレイしていました。旬を逃した感はありますけどね……。新作が出る度にシステムが進化していくこのシリーズですが、今作は特に色々と変化しています。マップ解放のために電波塔に登る必要はなくなり、代わりに自分の足で歩いての探索が重要となりました。また、Perkはチャレンジを成功させて獲得したポイントで取得。動物の素材を集めてのクラフトや、広大なマップに隠された手紙などのアイテム収集といった手間がかかる要素はバッサリ廃止となっています。

そういえば、4の時は無駄にマニ車を全て回したりしましたが……。報酬が何も無く、一瞬茫然とした悲しい思い出があります。そういった時間だけがかかる要素が廃止されたのは、良い進化と言えるのではないでしょうか。一方で、基地攻略の楽しさは健在です。スナイパーライフルを使って、敵に気取られぬまま殲滅に成功した時は、思わず一人でニヤニヤしてしまいました。まあ、9割方は敵に感づかれてグダグダになるんですけどね……。広大なマップを駆けまわって、基地を攻略。さらに次々と現れるミッションを進めていたら、気が付くと数時間経過していたり…。相変わらず、なかなかの時間泥棒っぷりです。
by Kouzou Suzuki

 

思っていたよりいいやつだった

今週はNintendo Switchソフト『ポケットモンスター Let’s Go イーブイ』をプレイ。ピカチュウも好きなのですが、相棒ポケモンの毛深さを加味してイーブイを選択しました。今作はGBソフト『ピカチュウ』バージョンのリメイクという位置づけになっていますが、主人公、およびライバルは一新されています。事前のプロモーションでも初代のライバルであるグリーンが別に登場していたことから、少し違う世界になっているようです。

発売前の時点では、新しいライバルはきっと小憎たらしいやつなんだろうなと思っていました。目つきはちょっとキツめですし、やけにピッチリした服を着ているし。こちらに向かって手を振っているポーズも、「ここまで追いついてみろよ」という挑発的な意味合いなのではないかと。ところが、プレイしてすぐにその印象が変わりました。主人公の部屋のパソコンに、基本的な操作方法を書いたメールを送ってくれたというではありませんか。その後も折に触れてアイテムをくれたり、なぜか主人公の髪の毛に付いていた回復アイテム「げんきのかけら」を取って渡してくれたりと、もはや気遣いの達人です。これはきっと会社で出世するタイプ。予想外の事態に慌ててしまう側面もあるようですが、そういう面も含めて愛されながら社会で成長していくことでしょう。願わくは、彼の人生に幸多からんことを。
by Kazumasa Hirano

 

カステラ星を夜空に届けました

今週はNintendo Switch向けに配信された『塊魂アンコール』の体験版を少しプレイ。『塊魂』シリーズの近作というと、少し前に『アメイジング塊魂』がスマホ向けにリリースされていましたが、同作はエンドレスラン系のアレンジ作品。上手く特徴を捉えていて面白かったですが、『塊魂』はやはり箱庭の中を自由に転がしてこそ最高の体験になるとあらためて実感します。体験版では、おなじみの居間にて10cmの塊を目指すという最序盤のステージをプレイできます。

Nintendo Switch版には、ジャイロ操作やJoy-Conを振ってダッシュなどのコダワリ操作を新たに導入するようですが、体験版ではアナログスティック2本を使ったイツモノ操作のみ。長らくプレイしていませんでしたがすぐに感覚を思い出し、懐かしさを感じつつ、オリジナル版から14年経っても全然色褪せていない驚きも感じつつゴロゴロ。早く居間から外に出たい。
by Taijiro Yamanaka

 

やっぱこのゲーム遊びやすいわ

今週はPS4『Marvel’s Spider-man』を遊びました。DLC2作品が出ているのですが、遊べずじまいで、この3連休を使い一気にクリアしました。このDLCでは本編のお話の続きとなっており、新たなトラブルや陰謀が発生してその謎を追うといった流れです。

第一弾「黒猫の獲物」も第二弾「王座を継ぐ者」にもいえるのですが、やはりストーリーDLCということで、本編を拡張することが特徴かなと。新たな遊びや新システムはそれほど積極的に取り入れられていませんが、なによりクリア後の『Marvel’s Spider-man』の続きから始まるということもあり、本編のキャラの掘り下げなどが自然な流れでされます。膨大なテキストと小気味いい掛け合いは健在。本編を楽しめた人はおそらく満足できる、堅実かつ正統派なDLCだと感じています。ただ注意したいのは、DLC 3本はお話的にダイレクトにつながっていることです。お話は、いわゆるクリフハンガー的と呼ばれる、気になるところで終わって次のDLCに続きます。モヤモヤしたくない方は、12月に配信予定の「白銀の系譜」が出てから、一気にDLC 3本を遊んだほうがいいかもしれませんね。とはいえ、「白銀の系譜」も続編につながるクリフハンガーな終わり方をする可能性もありますが……。
by Minoru Umise

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