Nintendo Switch版『ルミネス』はHD振動のコリコリ感がいい。PS4『Stifled』は音を頼りに進む。『Slay the Spire』で生活リズム崩す。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。139回目です。名作パズルゲーム『ルミネス』のリマスター版『LUMINES REMASTERED』は、Nintendo SwitchのHD振動を活かしたタイトルになっているようです。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。139回目です。現在ワールドカップが開催中ということで、寝不足の方も多いのではないでしょうか。好きな選手をひとり見つけて、その選手が所属するクラブチームを追いかけてみると、さらにサッカーの世界にハマるはず。ワールドカップモードを実装しているサッカーゲーム『FIFA 18』が特定プラットフォーム向けに2000円を切る価格でセール販売中なので、これを機に好きな選手でゴールを決めてみてはいかがでしょうか。

 

骨太ローグライク

今週は『ADOM』をプレイしていました。ローグライクの古典のひとつですね。Steam版は奥深い内容はそのままに、美麗なグラフィックで楽しめる超進化版です。個人的には、ゲームにおける運に左右される要素が低く、プレイヤー自身の経験の蓄積によって勝率が上がるタイプが好きなので、そんな自分にはドンピシャでした。本作は(同じくローグライクの古典である)『Nethack』を参考にデザインされたとのことで、非常に細かい要素を散りばめた作品となっています。

たとえば本作ではモンスターの死体を食べることが出来るのですが、モンスター毎に味と影響が設定されています。オークなら古い豚肉のような味で美味しいが、クモは吐くほどまずい上に毒になるといった具合ですね。ほかにも水に入ると鉄装備はサビるし、巻物や魔法書は(インクが薄れて)読めなくなる。祭壇の上にモンスターが乗った状態で「祈る」と、そのモンスターは生贄として神の下に召される。武器の種類ごとにスキルが設定されており、使い込むほどに威力が増す、などなど沢山の要素が詰まっています。一方で難易度は非常に高く、ちょっとした油断が命取りに。まったくクリアできる気はしませんが、それでもプレイし続けてしまう魅力があります。
by Kouzou Suzuki

 

HD振動のコリコリした触感がたまらない

Nintendo SwitchのHD振動は、その仕組み自体は目新しいものではないですが、本体に標準装備されていることでゲーム側の積極的な活用に繋がり、結果的に新しい感覚が生み出されていると思うわけです。名作パズルゲーム『ルミネス』のリマスター版『LUMINES REMASTERED』もHD振動を活かしたタイトルのひとつ。ブロックを落とした時にドシンと感じるだけでなく、サウンドトラックに合わせてまるで音楽やリズムを奏でるように振動します。ノリの良い曲では、やり過ぎなくらい震えて手にグイグイくるので最初は驚きました。

振動パターンは音の波形から作れるそうで、相性も良いのでしょうね。実際、振動音も音楽の一部として楽しめるので、本作に限ってはヘッドフォンでの爆音プレイは自重。懐かしのTrance Vibration機能の再現も気になるところで、そのためだけに追加のJoy-Conを買おうか検討中です。
by Taijiro Yamanaka

 

暗闇を照らす音

音を頼りに暗闇の中を進んでいくステルススリラー『Stifled』。7月5日に国内PS4版が発売されました。とある出来事を機に心に闇を抱えてしまった男性が、暗闇に支配された謎の世界を歩み、自らの過去と対峙する物語です。足音・吐息・水滴などが発する音波の反響で周囲を察知する、エコーロケーションシステムが最大の特徴。音を立てると敵に気づかれてしまう可能性があるので、どこで音を立てるべきなのか、どれくらいの大きさで声を発するべきなのか考えながら行動することになります。

マイク機能を使ってプレイヤーが出した音を拾うようにすれば、没入感がさらに高まるはず。VRヘッドセットはあるに越した事はないですが、必須ではありません。ただ遊んでいる最中には、ナラティブを支える道具としてVRを活用するにはどうすればよいのか、ふと立ち止まって考える瞬間が訪れました。VR対応タイトルならではのコンセプトを持つ実験的作品です。
by Ryuki Ishii

 

デッキ構築のことしか考えられない

この後死にました

暇さえあれば『Slay the Spire』ばかり遊んでいます。というか、もうそれしかしていません。帰宅の遅い日でも必ず1プレイします。ワールドカップの試合を見ながらお酒を飲みながら『Slay the Spire』を遊ぶのは至福のひとときでございます。そして夜更かしすぎて生活リズムを崩しました。『Slay the Spire』はデッキ構築型のローグライクゲームなんですが、3種類のキャラクターが用意されており、それぞれ大きく能力が異なります。攻撃型/防御型/特殊型の3種類に分けられますが、僕が断然推したいのは攻撃型です。シールドを捨ててとにかく攻撃全振りでとっとと戦闘を終わらせる。鮮やかにコンボが決まれば、ボスだって数ターンで葬り去れます。

面白いのは、こうした攻撃特化デッキにしても、いろんな型がある点です。自分のHPを削って攻撃力を上げ続けるとか、手数を増やして攻撃するとか、いろんな攻め方があります。デッキ作りはコンボ次第なので、ある程度デッキスタイルにもパターンが決まってきますが、プレイごとのドロップにあわせてデッキを変えていくのが楽しい。楽しすぎる。基本は攻撃型デッキで楽しんでいるんですが、結局防御型の毒メインの長期戦デッキのが安定していたりもします。ロマンをとるのか、クリアを目指すのか。悩ましいところです。むむむ。
by Minoru Umise

AUTOMATON JP
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