F2Pのモンハン風アクション『Dauntless』。ニンテンドースイッチでヘヴィメタル『がるメタる!』。B面も見事な演出の『Celeste』。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。118回目です。
『Celeste』が好きすぎて辛い
時間が空けばとにかく『Celeste』をプレイしています。2Dアクションゲームなのに、プレイ時間はかれこれ20時間を突破しました。ゲームの質自体もよければ、やりこみ要素もばっちり。ただそのプレイ時間の多くはトライアル・アンド・エラーに捧げられているわけですが。
『Celeste』には通常のステージのほかにも、ステージ内に隠されているアイテムを集めることでB面というのをアンロックできます。同じギミックを使ったより高難度のステージが遊べるのです。通常面も楽しいのですが、このB面がなかなかよくできているわけです。初見では不可能と思えても、遊んでいるうちにコツが理解できてくる。ちゃんと解法が存在するのです。驚くほど難しいのですが、レベルデザインの丁寧さはまったく失われてないんですよね。
そしてこのB面は音楽も凝っていて、著名な作曲家によってアレンジされ通常のステージのBGMが流れてきます。たとえば『FTL: Faster Than Light』作曲家の Ben Prunty氏の音楽も楽しめます。通常BGMも優れているのですが、裏面も粋な導入がされております。『Celeste』のすべてが大好きです。新年早々恐ろしいゲームと出会ってしまいました。
by Minoru Umise
初めてJoy-Conを振った
今週はニンテンドースイッチ向けに発売された『がるメタる!』を少しプレイ。地球を侵略しにきた宇宙人に高校生男女がさらわれて、なんやかんやあって二人は合体。やらしい意味ではなく。そしてヘヴィメタルを演奏して宇宙人を撃退しようという、何だかぶっ飛んだ音楽ゲームです。プレイヤーはガールズメタルバンド部のドラム担当です。
ドラムは右のJoy-Conを振るとキック、左でスネア、両方同時だとシンバルになります。最初は「右手でキックて…」と思いましたが、机や膝でリズムを取る時は自然と同じようにしてたなぁと妙に納得。実際にタイコを叩いている感覚でパシンとスナップさせるのが上手く鳴らすコツかな。リズムを捉えて叩くのは本当に気持ちいい。ただ手数を増やすのが中々難しく、他パートの超絶メタルプレイとのギャップたるや。単調にならず、パターンをさまざま織り交ぜるのがスコアアップに繋がるようで、試行錯誤しながら叩いてます。
by Taijiro Yamanaka
F2Pのモンハンという野望
2017年がバトルロイヤル再発見の年だとしたら、2018年はモンハン再発見の年になるのではないでしょうか。一定層の間で定着しているジャンルの需要が、ある作品を機に爆発的に増えるという現象がまた見られるような気がして。市場が埋まりつつあるバトルロイヤルとは違って、モンハンのフォーマットはまだ西洋では開拓され尽くされておらず、新規参入する余地はありそうです。そして「モンハンに似たF2Pゲーム」という隙間を埋めるポジションに一番近いのが『Dauntless』という作品です。
本作は自他共に認めるモンハン風アクションゲームであり、昨年から有料オープンベータを実施中(正式リリース時にはF2P化)。プレイヤーはベヒーモスを狩り、素材を入手し、拠点に戻る。そこで装備品をクラフトし、アイテムを補充し、より強力なベヒーモスを狩りにいきます。ただ『MHW』よりも敵の行動パターンを読みやすく、成長システムはほぼ一本道。14年分の蓄積がある『MHW』と比べると、どうしても物足りなく感じてしまいます。需要に応えられるかどうかは、今後のブラッシュアップにかかっているでしょう。
by Ryuki Ishii