『ドラクエ11』の次は『ニーア オートマタ』。『Life is Strange: Before the Storm』のエピソード2は100点満点。『N++』の評価の高さに納得。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。102回目です。
衆人環視の中で死にまくった思い出
Steamライブラリにいつの間にか『N++』があったので、今週はこれをプレイ。そういえばXbox 360向けに発売された前作『N+』はよくプレイしてたなあ。一画面の中に構成されたステージで出口を目指すアクションゲームで、ステージの中には即死トラップや、ミサイルやレーザーなどがいやらしく配置されています。何度も死にながらクリアするタイプのゲームですね。シンプルなゲームですが、膨大に用意されたステージのレベルデザインが秀逸で、また配色や音楽がとってもオシャレ。評価が高いのも納得です。
開発元はカナダのスタジオですが、何年か前のBitSummitに本作を出展していてブースでプレイさせてもらった記憶があります。海外ではコンソール向けにも発売されていますが、開発元にうかがったところ、『UNDERTALE』などをローカライズした8-4(ハチノヨン)と協力して日本語版を発売すべく取り組んでいるそうですよ。
by Taijiro Yamanaka
100点満点のエピソード
『Life is Strange: Before the Storm』のエピソード2をプレイ。EP1の時点では、本家と肩を並べる作品に仕上げられるのか、少し疑っていたのですが、そんな不安は綺麗に吹き飛びました。一番グッときたのは作中劇としての「テンペスト」の使い方。シェイクスピアの作品自体、劇中劇を含むものがありますし(「ハムレット」とか)、物語の構造説明としても、演出としても上手いなぁと。
Daughterのサントラは相変わらず聴き入ってしまうし、クロエのユーモアはEP1よりも冴えているんじゃないかと。クロエの新声優さんに関しては、EP1で感じた「暴言を吐き慣れていないようなぎこちなさ」が薄れているという印象を受けました。何が起こるのか分かっているからこそ活きてくるキャラクター描写の数々にも心を打たれましたし、エピソード単体では本家に匹敵する、もしくはそれ以上の満足度。スタッフロールが流れるころには嬉し涙が出そうに。前日譚モノはあまり好きではないのですが、今作の出来栄えには心底惚れました。
by Ryuki Ishii
回復薬が足りない『ニーア オートマタ』
『ドラクエ11』が終わったので『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』始めました。前作『ニーア レプリカント』は冒頭から鬱色が強かったので、どこまで恐ろしいのかと思い構えていたのですが、今のところはそれほど恐ろしくないです。よかった。透明感のあるビジュアルは美しく、荒廃した文明の跡を探索するという設定も上々。開始早々に一気に引き込まれました。ああ、今更だなんて言わないで……。
ところで、本作のアクション、めっちゃ難しくないですか。『ニーア レプリカント』は敵の攻撃パターンがはっきりしていて、プレイヤー側が学習すれば無傷のクリアもそれほど難しくないイメージだったのですが、今作はより敵の動きが複雑かつ豪胆になっている気がします。かなり積極的に狙ってくる感じがしますね。おかげさまで回復薬が足りません。これは僕が年をとってアクションの腕が落ちているのか、それとも単純に難しいのか。ただ、自分自身は腕がないわりに敵が強いと高揚感を抱くタイプなので「回復薬が足りない(歓喜)」みたいなニュアンスで戦闘を楽しんでいたりします。
by Minoru Umise