アップデート後の『ノーマンズスカイ』は別物。ピザ店経営シム『Pizza Connection 3-Pizza Creator』アメコミ風の笑いに変わった『Agents of Mayhem』。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。93回目です。
チーズ乗せて焼けばなんとかなるはず
今週は『Pizza Connection 3 – Pizza Creator』。来年発売予定のピザ店経営シム『Pizza Connection 3』の体験版的なゲームで、自由にピザを作れます。経営要素が皆無なので体験版としては物足りないですが、生地をコネコネして形を作り、豊富な具材から選んでトッピングしていくだけでしばらく楽しめます。
プレイして感じたのは、見た目に美味しそうに作るのが意外に難しいこと。普段あまりピザを食べないからか、トッピングのセオリーというか“ピザとはこういうもの”というイメージができてないんですね。ただ好きな食材を綺麗に配置しているだけだと「何か違う…」となってしまいます。まあでも、そんな不細工なピザを拝めるのもゲームならではでしょうか。欲を言えば、最後に焼き上げる要素も欲しかったかな。ところで、具材に蟻とかバッタとかあるのですが、これピザ界ではポピュラーなんですかね?
by Taijiro Yamanaka
器用貧乏だけどジョニーがいればオールOK
『Agents of Mayhem』は不思議な作品です。新規IPだけど『Saints Row』との繋がりがあり、複数のヒーローが協力しながら戦うアクションゲームだけどCo-opは非対応。ド派手な破壊表現や、トリプルジャンプ&空中ダッシュで高層ビル間を飛び回れるオープンワールドがあるけれど、プレイ時間の多くは狭い地下ダンジョン内で過ごすことに。なお宝箱からランダムで排出されるコスチューム・武器強化アイテムの収集要素はありますが、トレハンではありません。
12人のヒーローには、それぞれオリジン・ストーリーがあるものの、ほとんど掘り下げられません。ユーモアに関しては、メタな笑いが多かった過去作から、アメコミ風の笑いに変えたことで個性が薄らいでいるような。やりたいことすべてを20時間から30時間のゲームに詰め込もうとした結果、器用貧乏になってしまったという印象を受けました。ただ30時間しっかりと楽しめたことは確か。スワップ可能なヒーローたちがシナジーを発揮する瞬間こそが本作の要ではないでしょうか。あとはそのアクションを活かす場所があれば……。
by Ryuki Ishii
アップデート後の『ノーマンズスカイ』は別物
大型アップデートがきましたので、改めて『ノーマンズスカイ(No Man’s Sky)』を最初からやり直しています。冒頭のヘリジウムを探せ(ヒントなし)みたいな無茶な導入もなくなり、かなり自然に入っていけるようになっております。
しばらくプレイしてみましたが、新要素だけでなく既存要素も何かと見直されまくっているので、ほぼ別物と言っていいのはないでしょうか。とはいえ、相変わらず能動的に探索していくのが好きな人に特化したゲームであるので、人を選ぶという性質自体は全く変化していません。だらだら資源を集めつつ宇宙を旅するゲームなわけです。新要素によって巨大墜落船だとか、新しい謎が追加されたのもよし。エンドゲーム的なコンテンツも導入されたので、まだまだ遊べる予感はしております。さら進めた後のやりこみの部分がどうなっているかは、まだ見えないので気になるところです。
by Minoru Umise