『フォーオナー』オープンベータ、いいお味です。『LET IT DIE』サクセスの秘訣はキノコにあり。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて書きちらします。67回目でございます。

 

気持ちいいのは最初だけ

以前記事で紹介した『Splitter Critters』が配信されていたのでプレイ。クリッターと呼ばれるカワイイ宇宙人が歩いていて、彼らを宇宙船まで導くというパズルゲームです。本作の最大の特徴は、画面をスワイプするとスバッと裂け目が入って、そこを境にマップをズラすことができるということ(気持ちいい)。すると地面に段差があってもズラして平面にすることができ、クリッターが宇宙船まで到達できるというわけです。

序盤は段差をなくすという点に集中してズバッズバッとやっていれば何とかなりました。しかし先へ進むにしたがって敵が出てきたり、地面が動いていたり、仕掛けで宇宙船を呼ばないといけなかったり、レーザーをあちこち反射させたりなど、難易度がどんどん上がっていきます。こうなるともう気持ちいいとか言ってる場合ではなく、いよいよもってパズルゲームらしく頭をヒネることに。で、詰んだところでこれを書いてます。
by Taijiro Yamanaka

 

サクセスの秘訣は割とマジでキノコにある

「Z」指定のF2Pローグライク風ハクスラ&サバイバルアクションRPG『LET IT DIE』。このごっちゃ混ぜ感からしてグラスホッパーらしい野心的な作品であることが窺えます。野心的すぎて簡単には言葉で説明できないので、気軽にプレイし始められるF2Pとの相性が良い。最初の10時間から15時間はお試し期間のようなもので、課金制度のことは気にせずにサクサク遊べます。そこから先はある程度「金か時間」かの選択になりますが、キノコの使い方をマスターすればアクションが苦手でもちゃんと進めます。

憎いことにマネタイズの入口には必ず女性キャラが待ち構えており、生保レディの瀬戸際子は有償ゲーム内通貨を、エレベーターガールの虎井凛は有料アイテム「エクスプレスパス」を求めてきます。鍋奉行の「プレミアムデカール」ガチャを連続で引きたい方は有償ゲーム内通貨を無償ゲーム内通貨に換金することになります。でもなんというか、女性キャラクターと課金制度が密接に関わっている構図は不思議と嫌いになれません。ちなみに女子高生のナオミ・デトックスだけは未成年ということもあってか課金システムと絡んでおらず、本作における良心と言えるでしょう。
by Ryuki Ishii

 

すっかり忘れてましたが久々に食べたらおいしい剣戟

既にαテストがいつだったのか覚えてすらいないのですが、なにやらすごく面白かった記憶を頼りに『FOR HONOR』のオープンβを少し触りました。αでも同じこと思ったんですけど、このゲーム、あまりにも操作系統が独特過ぎて慣れるまで非常に微妙な気分になるんですけど、慣れると止め時が分からないくらいいい味が出てきます。皆同じようなキャラクターに見えますけど実はかなり個性的かつ魅力的な戦術が取れ、相手の癖をどれだけ短期間に読めるかが問われるゲーム性。なによりも集中切れると一瞬で死ぬ感覚は「好きな人」にはたまらないですね。僕は好きです。ちなみにこれ書きながら「今オープンβってことは発売はいつになるんだろう」と思って確認したら来週じゃないですか。来週発売のゲームなんだからもうサーバーテストを兼ねた体験版ってことでよくないですか?まあ、買うんですけど。
by Nobuhiko Nakanishi

 

成長するのはステータスだけじゃない

引き続き『ファイナルファンタジーXIII-2』をプレイしています。先週よりも多めに時間が作れたので、オープニング直後のチュートリアル戦闘と最初のボス戦まで進みました。これからようやくルイ・ヴィトンのモデルになったまま帰ってこないお姉ちゃんを探す旅の始まりって感じ。戦闘システムは無印と同じだけど、育成パートの自由度が増していて好きです。それからシネマティックバトルが『シェンムー』のQTEみたいで楽しい。

『XIII』は主人公だけでなくキャラクターひとりひとりの過去や生き様にスポットライトを当てている点が、シリーズで一番好きな『VI』と共通していて気に入っています。憎しみと弱さの狭間で葛藤する者、仲間への罪悪感から逃避する者、アモーレを助けたいだけの人。それぞれの感情が絡み合いながら共通の目的地へ向かって成長していく。そういう意味では全員が主人公なのです。もう少し筋肉ヒゲ要素があれば完璧でした。
by Ritsuko Kawai