『ポケットモンスター サン・ムーン』『Dishonored』などなど、各ライターが今週遊んだゲーム書きちらし
Now Gamingは毎週土曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて書きちらします。
本日11月26日は「いい風呂の日」です。ちなみにわたしは大浴場が大の苦手でして、知らない人の垢や汗や脂が交じり合ったお湯を浴びるなんて拷問だと思っています。
周辺機器にも功罪あり
ろくに使っていないのに出しっぱなしにしていたXbox 360のKinectを片付けました。最後になにかプレイするかと選んだのは『クリムゾンドラゴン』の体験版。本作は発売中止になり、のちにXbox One版のみが発売されたのですが、体験版が一時誤配信されていたのだ。ゲームはレールシューターで、身体を傾けてドラゴンを操作し、手で敵をエイム&攻撃するというもの。画面だけ見れば『パンツァードラグーン』かもしれない。
しかし、つくづく思うのは「これ、Kinectじゃなきゃダメ?」。結局Xbox One版にはパッド操作が追加されたが。せっかく二木幸夫氏が再び手がけたドラゴンゲー、最初からパッド前提でデザインされていたら、そしてフルプライスでもっと作り込まれていたらどんなゲームになっていたのだろう。ただの周辺機器にしては当時はやたら推されていたなあ、などと考えながらそっとKinectを箱に収めたのでした。
by Taijiro Yamanaka
おれが時を止めた
初代『Dishonored』をプレイしていなかったので、続編に手をつける前に攻略してみました。はじめのうちはステルスプレイに徹していたのですが、早く続編をプレイして成長したエミリーの姿を見たいという思いが高まり、後半からはコソコソするのが面倒に。最後のチャプターなんて某少年漫画のごとく「ザ・ワールド!時よ止まれ!」を連発して目的地まで一直線。けれども横着するのはいけませんね。あまりにも呆気なさすぎて後悔しました。無駄にロードローラーで遊んだりしていたDIO様の気持ちがちょっぴり分かった気がします。ところで主人公のCorvoという名前は「こぼ」っぽく聞こえて可愛らしいですよね。続編もエミリー姐さんではなく、無精髭のこぼおじさんで攻略してみたいと思います。
by Ryuki Ishii
資本主義を学ぶ
寒さと格闘しながら『Planet Coaster』を遊んでおります。本作はあくまで遊園地“経営”シミュレーションゲーム。アトラクションやショップを気の向くままに配置した後は、投資したコストを回収するために経営にも力を入れなければいけないのです。経営のなかでも、人件費は重要な課題で、掃除を担当する用務員を3人雇うだけでも結構な費用になります。ちなみにメンテナンスを担当する技術者はなかなか仕事しない割に用務員の倍の費用がかかります。専門職の方が圧倒的に優遇されるという設定がなかなかリアル。
この人件費をどこまで削るかが鍵になります。各スタッフには幸福度が設定されており、充実感や給料が低いと必然的に幸福度が落ちていく仕組みです。幸福度が危険水域に至らない程度に給料を下げることが成功の鍵になるのです。絶妙なラインコントロールが肝心。なんとなく、社会の縮図を見ているような、そうでもないような。
by Minoru Umise
これ、引継ぎ機能欲しすぎなんですけど
諸般の事情でSAN値がゴリゴリと削られ続けた上、恒例の花粉症がピークで頭もクラクラな中、あまりプライベートでやるゲームの時間はなかったんですが、個人的にそこまで興味が持てなかった例の超大作の体験版はちょっと驚きの誤算でした。「ホスト達がドライブとかキャンプするゲーム」と聞いていたんですけど、今回の体験版ではっきりしましたね。これは「ホスト達がドライブとかキャンプする、面白いゲーム」だと。ナルシスト風ホストと筋肉ホストと甘えんぼホストとインテリ風ホストが仲良くキャンプしたりドライブしたり戦いの戦闘と戦闘の間に記念撮影までするんですよ?一日が終わるとどの写真をアルバムに残すか相談しながらホテルの一室で楽しそうに過ごすんですよ?こんなの速攻予約ですよ。でもこれ、結構やっちゃったんで、引き継ぎ欲しかったな。
by Nobuhiko Nakanishi
もしもし?いつ完成しますか?
ゲーム開発は何年もかかるものです。だから「いつ完成しますか?」なんて質問はタブーなのかもしれません。しかしですね、早期アクセスで売っているなら、なるはやで完成させてほしいと思うわけですよ。2013年にSteamに登場した『Dungeon Dashers』は、3年が経過した今もまだアーリーアクセスです。
4人それぞれのが持つ特徴をうまく利用しながらダンジョンを攻略していくのですが、とてもパズルっぽくて楽しいんです。2014年に正式リリース予定だったのですが、その後いろいろあって変化なく2016年も終わろうとしています。開発者の方がスマホアプリで大成功をおさめ、大金を手にしちゃったから……なんてことは考えたくないんですよ。早く完成させてください。大好きなんだから。
by Shinji Sawa
いけないことが 大好き!
『ポケットモンスター サン・ムーン』ダブルパックを発売日にプレゼントしてもらって以来、すっかりアローラ地方の南国ライフにハマってしまった。シリーズは子供の頃プレイした『ポケットモンスター 青』と、今年の誕生日にいただいた『ポケットモンスター アルファサファイア』しかプレイしたことがないため、何もかもが新鮮に感じる。特にタイプが増えたので、何が何に強いのか全部はまだ覚えられていない。
一番気に入っているのは、ブティックとヘアサロンを使った主人公キャラクターの着せ替え要素。カラーコンタクトとコスメポーチで瞳の色とリップカラーも自由に変更できる。わがままを言えばアイシャドウとチークも欲しかったが、よく考えたら主人公はまだ10代前半の子供だった。こうしたファッション要素にかかる費用はちょっとお高めだが、セレブなママが序盤から“諭吉”3枚以上のお小遣いをくれるため問題なし。これで立派なおとなのおねえさんだ。
by Ritsuko Kawai