Warner Bros. Interactive Entertainment(以下、Warner Bros.)は、PC版『Batman: Arkham Knight』の返金をあらためて受け付けるとSteamニュースにて発表した。PC版『Batman: Arkham Knight』は今年6月末のローンチ時から多数のパフォーマンス問題が発覚し、各所での販売が一時停止。10月末にようやく再ローンチされたものの、完全な解決には至っていないとの報告が相次いでいる状況だった。
Warner Bros.によれば、PC版『Batman: Arkham Knight』の返金は2015年の終わりまで受けつける予定だという。通常、Steam返金システムでは2時間以上プレイしたゲームは返品できないが、今回はプレイ時間に関係なく対応することになる。またゲームと共にシーズンパスの返品も認めているが、シーズンパス単品のみを返品することはできない。
PC版『Batman: Arkham Knight』は、PS4/Xbox One版と同じく6月末にローンチされたが、一部グラフィックカード上において冒頭シーンなどでフレームレートが著しく低下する問題が相次いで報告され、PlayStation 4版で見られたグラフィック演出が存在しない点も指摘されていた。当時のWarner Bros.は即座に販売を停止し返金に対応。アップデートを重ね、10月末についに販売が再開されたが、最新バージョンに関しても多数のユーザーやメディアからパフォーマンス問題が報告されている状況となっている。実際にWarner Bros.も最新版に問題が残っていることは認識していた模様で、問題が発生した場合にはゲームを再起動するよう伝えていた。
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Warner Bros.はまだゲームを所有しているプレイヤーたちのため、「対応可能な問題の修正を続け、修正できない問題に関して伝えてゆく」と話している。この発言や今回の収益度外視の返金対応を見ると、今後問題がどこまで改善されるのかには不安が残るところだ。もしあなたがPlayStation 4かXbox Oneを所有しているのなら、素直にコンソール版を購入した方がいいのかもしれない。