ゲーム実況者よしなま氏が作るゲーム『マモンキング』、開発者の“想定の6倍”売れていた。連日国内DLランキング上位に居座る、売り上げは次回作へ全BET

作品の人気の高さそのまま、販売が好調であることも判明したかたちだ。

LiTMUSは12月19日、モンスター育成シミュレーションゲーム『マモンキング』の累計販売本数が6万本を超え、各プラットフォームのランキング上位を獲得したことを報告した。あわせて、Nintendo Switch向けのパッケージ版リリースも決定している。

『マモンキング』はシングルプレイの育成シミュレーションゲームだ。本作では、それぞれ寿命や特徴、技などが異なる「マモン」と呼ばれるモンスターが全37種登場。マモンを召喚し、育成やバトルで育て上げ、次世代へと技を継承しながら最強の「マモンキング」を目指すことになる。同作においては、よしなま氏が2500万円のお金を出して開発していることも話題となった。

プレスリリースによると、12月11日にリリースした『マモンキング』の累計売上が早くも6万本を超えたことが明らかになった。また、Steamでは国内売上ランキング1位、Nintendo Switchダウンロードソフトランキングでは2位を獲得したことも報告されている。本作においては、Steam版の最高同時接続者数が本稿執筆時点で5000人超えを記録し、Steamユーザーレビューも「非常に好評」となるなど、人気と評価ともに好調であることが伝えられていた(関連記事)。作品の人気の高さそのまま、販売が好調であることも判明したかたちだ。またこれを記念し、Nintendo Switch向けにパッケージ版の発売が決定。詳細は後日お知らせされるとのことだ。

弊誌はこの好調ぶりに対し、本作のディレクターを務める戸塚友氏と、よしなま氏両名からコメントをいただいた。以下で紹介する。

戸塚友氏:
当初、よしなまさんから赤字でも良い!1万本売れたら奇跡だと思う!と言われた際に、内心1年で最大3万本は狙えるのではと思いつつ、1万本も現実的には相当高いハードルであることは間違いないので、変に期待させるのも良くないと思い黙っていました。しかし蓋を開けてみたら1週間で6万本と、自分の想定の数倍以上の成果が出て非常に驚いています。これは全て、よしなまさんが築き上げてきたコミュニティ、そしてそのコミュニティを応援してくれる皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。現在、アップデートの準備をしておりますので、引き続きマモンキングをよろしくお願いいたします!

よしなま氏:
想像以上の売り上げで本当に驚いています。これも僕の配信者の先輩方、友人、交流関係のない方々がマモンキングをプレイし、様々な人がマモンキングというゲームを知ってくれる機会が増えたからだと思います。本当に感謝してもしきれません。売り上げは次回作へ全BETし、より良いゲームを作っていこうと思います!引き続きマモンキングをよろしくお願いいたします。

本作は発売後からよしなま氏と交流のあるYouTuberを中心に、多数のストリーマーがゲーム配信し注目を集めていた。Twitchの視聴者ランキングでも上位に並ぶほど。そうした配信人気が本作の売上を支えているだろう。とはいえこの好調ぶりはゲーム自体の面白さが評価されたものと思われる。ゲーム自体の内容こそが鍵を握っているだろう。『マモンキング』公式Xでは今後実績機能を実装するアップデートも予告されており、今後本作がどこまで評価や売り上げを伸ばしていくのか、次回作の動向も含め注目していきたい。

『マモンキング』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中。Nintendo Switch向けパッケージ版も発売が決定している。また、現在リリース記念セールにより、Steam版は12月24日まで、Nintendo Switch版は2026年1月7日まで35%オフの962円で販売中だ。

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Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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