剣士の首狩りスラッシュアクション『Slain!』Steamなどで発売開始。美麗な”ゴア”アニメ描く2D横スクロール、ローンチ映像も公開

米国のインディーデベロッパーWolf Brew Gamesは、2D横スクロールアクションゲーム『Slain!』をSteamなどでリリースした。同作は昨年2月にKickstarterでクラウドファンディングを実施し、1013人の支援者から1万9395ドルを集めることに成功したタイトルだ。発売に合わせ、開発陣は本作のリリースを祝うローンチトレイラーを公開している。

米国のインディーデベロッパーWolf Brew Gamesは、2D横スクロールアクションゲーム『Slain!』をSteamなどでリリースした。同作は昨年2月にKickstarterでクラウドファンディングを実施し、1013人の支援者から1万9395ドルを集めることに成功したタイトルだ。発売に合わせ、開発陣は本作のリリースを祝うローンチトレイラーを公開している。

Indie Pick第72回でも紹介した『Slain!』は、美麗な2Dドットアニメーションとオールドスクールな横スクロールアクションが魅力のタイトル。プレイヤーは巨大な両手剣を振り回す剣士「バソリン(Bathoryn)」を操作し、強大なオーバーロードが支配する6つの塔を攻略しなければならない。それぞれの塔には難解なパズルや即死トラップが敷き詰められ、獰猛なクリーチャーたちが徘徊し、さらに最上階では強大なボスが待ち受けている。

「Decap」
本作の特徴的なメカニック「Decap」

ゲームプレイ面では、「Decap(首刈り)」と呼ばれるフィニッシュムーヴが本作最大の特徴となっている。このフィニッシュムーヴは敵をキルしきる際に放たなければダメージを与えられないが、成功すれば敵の首が吹き飛び、さらにマナポイントを獲得することができるというもの。マナを獲得すれば、ファイアボールやボムといった強力なアビリティを使用することができるようになる。このほかゲーム内には3種類の武器が用意されており、それぞれ異なる操作感や特徴が付けられているという。

開発陣は影響を受けた作品として『獣王記』『Shadow of The Beast』『魔界村』といった往来の名作を挙げており、1970年代から1980年代の横スクロールアクションの精神を受け継いでいる。また血みどろのゴア・ビジュアルも本作の特徴で、開発陣はKickstarterキャンペーンにて「80年代から90年代のゴアなハック&スラッシュゲームへのオマージュ。我々はうっとりとするようなゴア満載のビジュアルを約束する」と伝えていた。オーソドックスながらもブルータルな2D横スクロールアクションを求めているのなら、本作はチェックすべきだろう。

『Slain!』はSteamおよび各種コンソールストアにて販売中だ。今回のPC版のほか、PS4/Xbox One Wii U版が2016年5月、PS Vita版が2016年6月にリリース予定となっている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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