『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Nintendo Switch向けダウンロード版配信開始。「無限に遊べる」ユーザー作成シナリオも、後日アップデートでプレイ可能に
Game*Spark Publishingは1月30日、『ウィザードリィ外伝五つの試練』(以下、五つの試練)のNintendo Switch向けダウンロード版をリリースした。
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、2006年に発売された同名作品をベースとした大幅なバージョンアップ版となる、3DダンジョンRPGだ。『ウィザードリィ外伝』のひとつである本作では、『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』をベースとしたシステムで、3DダンジョンRPG『ウィザードリィ』シリーズの醍醐味を表現。バージョンアップによって、高解像度への対応やUIの刷新などもおこなわれている。
本作ではデフォルトシナリオ「偽りの代償」など計6本のシナリオが収録。加えてDLCシナリオやユーザーシナリオも存在し、1本のゲーム上でさまざまなシナリオを楽しめることが特徴だ。特に、ユーザーが制作したシナリオをネットを通じて配信できる、オンラインシナリオエディタサービスは本作の大きな目玉の1つとなっている。
シナリオの作成が可能なのはSteam版のみだが、シナリオのプレイ自体はSwitch版でも変わらず可能だ。ただし、ユーザーシナリオのプレイを可能にするための初回アップデートは発売日当日からは遅れることが公式からアナウンスされているため、注意されたい。
また、本作はモンスターカードなどの特典を同封したパッケージ版の発売も予定されているものの、当初予定していた製造数を大きく上回る予約数に対応するために発売を延期している(関連記事)。これにより、パッケージ版は通常版とコレクターエディション版ともに、ダウンロード版から1ヶ月ほど遅れた2月27日に発売予定となっている。
なお本作のSteam版は2021年12月に早期アクセス配信がスタートし、、2023年10月に正式リリースを迎えている。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で442件中86%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。確かな『ウィザードリィ』らしさを味わえるフォルトシナリオが高く評価されているほか、ユーザーシナリオによって「無限に遊べる」タイトルとなっていることも好評だ。
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、PC(Steam)版とNintendo Switch向けのダウンロード版がどちらも3980円で配信中。追加DLCシナリオ「戦闘の監獄」「慈悲の不在」はそれぞれ2480円と1480円で、本編とDLCシナリオ2本がセットとなった「トリプルパック」は7146円となっている。またNintendo Switch向けのパッケージ版は通常版・コレクターズエディションともに、2月27日発売予定だ。通常版は4980円、コレクターズエディションは9980円で、モンスターカードに加えてサントラやアクリルスタンドなどが付属する(上記価格はすべて税込)。