『Watch Dogs』の次回作の発売時期が確定するなど、さまざまなことが判明したUbisoftの第三四半期業績報告
Ubisoftは2015-16会計年度第三四半期の業績を報告した(リンク先はpdf)。その中で、『Watch Dogs』の次回作の存在など、さまざまな事実が判明している。
『Watch Dogs』の次回作の発売時期が確定
『Watch Dogs』の次回作が、今回の決算報告で2017年3月までにリリースされることが明らかとなった。この事実は2016年4月から2017年3月までのリリース予定リストのなかに「『Watch Dogs』の次回作」と記載されていたことによるもの。2014年のIGNの記事によると、発売直後からUbisoft Montrealの副社長Lionel Raynaud氏が次回作の展望をCVG(現GamesRadar)に語っており、続編のリリースは半ば公然の事実と化していたが、今回正式に発表された。Raynaud氏は『Watch Dogs』がエキサイティングな体験を提供できたということに自信を見せながらも、数多くの欠点も存在することを認めており、『Watch Dogs 2』ではそれらを改善していきたいと語っていた。今回の発表では次回作が出るという情報以外は全く明かされていないものの、400万本以上を売り上げた人気作品の続編ということで、追って情報が発表されるのではないかと予想される。E3などでの続報を待ちたいところだ。
『Watch Dogs』次回作のほかには、アメリカの人気コメディアニメ『サウスパーク』の新作や、シリーズ最新作でありオープンワールドで展開される『Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands』、新規IPとして注目度の高い乱戦アクション『For Honor』などが2017年3月までにリリースされるとの情報が明らかになった。一方で同じ2017年3月に発売される『The Division』への期待も高まってきている様子がうかがえる。先日クローズドベータがおこなわれた本作は、 “ゲーム史上最も大きな新規タイトルの発売のひとつになる”とUbisoft自体も期待を寄せている。
また、第三四半期の売上報告のなかで、この期間でのUbisoftの売り上げにおけるPlayStation 4のゲームのシェアは41%と高いことが判明した。これはXbox Oneの27%やWiiUの3%、PCの12%を大きく上回る形だ。前年の同時期のシェアが34%であったことを考えても着々とシェアを拡大していることがわかる。先日のソニーの決算報告(リンク先はpdf)でもPlayStation 4の好調さが浮き彫りになったが、Ubisoftのような大きなパブリッシャーにもその影響を与えていることが改めて確認された。