終末汚染世界清掃サバイバルゲーム『Wasteland Waste Disposal』発表。多脚要塞で荒廃した世界を巡り、ゴミを回収しきれいにしていく
デベロッパーのKluk Digitalは8月15日、清掃サバイバルゲーム『Wasteland Waste Disposal』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年4月22日配信予定。
本作は、文明崩壊後の世界を生き抜きながら、荒廃し汚染された世界をきれいにして、人が住める環境に修復させる作品だ。小規模ながらオープンワールドが採用されているとのこと。
『Wasteland Waste Disposal』の舞台となる世界は、考え得るあらゆる最悪な災害がまとめて発生し壊滅状態に。また酸性の雨が降り、放射能汚染された嵐が吹き荒れ、環境はさらに悪化していくばかりだ。プレイヤーはそうした過酷な世界でサバイバルをしながら、きれいに掃除していく。
マップには、環境や生態系の異なる5つのエリアが存在。それぞれに特定の危険が存在するが、あるエリアの浄化を完了させることで環境に変化が起こり、別のエリアがよりアクセスしやすくなるという。また危険は環境面だけでなく、盗賊など敵となる勢力も現れる。そこで、比較的安全な昼間に清掃作業をおこない、夜は拠点にて守りを固めることになる。
清掃作業は、重機を使ってマップ内に存在する瓦礫や放棄された車などを取り除き、特定の場所に集めて回収するほか、主人公が装備するアイテムも活用。その装備では、小さなゴミを吸い込んで回収できるようだ。また映像では、下方向に空気を噴射して大ジャンプを繰り出したり、吸い込んだゴミを発射して敵を攻撃したりといったシーンも確認できる。発射するゴミの種類によって、異なる特性が発揮されるそうだ。
プレイヤーの拠点は移動式の多脚要塞となっており、回収したゴミはここで資源や設備に変換可能。そうして拠点をアップグレードすることで、防衛力を高められるほか、清掃作業の効率も上がっていくという。さらに、乗組員をリクルートできる要素も用意。キャラクターによって、生物工学やリサイクル、防衛などに特化したスキルがあり、それらを強化させながら拠点を管理することが求められる。
また、世界には人間だけでなくモンスターのような生物もおり、なかには友好的かつ世界の浄化に役立つ生物も存在するという。そうした生物を集め、繁殖させることも大事になるようだ。このほか、アイテムの収集やトレード要素も用意される。
本作の開発元Kluk Digitalは、ベテラン開発者であるHarri Merikukka氏によって今年5月に設立されたばかりの、フィンランドに拠点を置くインディースタジオ。本作の開発においては、『ゼルダの伝説 風のタクト』や『DREDGE』から影響を受けているそうだ。
『Wasteland Waste Disposal』は、PC(Steam)向けに2026年4月22日に配信予定だ。