オンライン戦争MMO『War Thunder』でなんと戦車用「おまねこ抱き枕」スキン実装。航空自衛隊の基地の公式キャラが“本当に”実装

DMM GAMESは10月11日、マルチコンバットオンラインゲーム『War Thunder』にて、航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクター「おまねこ」(転出済み)とコラボレーションした、抱き枕型の戦車用スキンを実装したことを発表した。

パブリッシャーのDMM GAMESは10月11日、ガイジン・エンターテインメントと協業しているマルチコンバットオンラインゲーム『War Thunder』にて、航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクター「おまねこ」(転出済み)とコラボレーションした、抱き枕型の戦車用スキンを実装したことを発表した。あわせて、SNSでは抱き枕の現物が当たる懸賞キャンペーンなども展開している。

『War Thunder』は、国内向けには2016年にサービスが開始された基本プレイ無料のMMOコンバットゲームだ。日本・アメリカ・イタリア・ソ連など複数の国の、史実に基づく2000種以上にも上る戦車・航空機・艦艇が実装されたリアルなミリタリーシムである。その機体の数は、2014年の時点で「もっとも多くの機体が搭乗するフライトシミュレーションゲーム」としてギネスに登録されるほどであり、現在もその記録を更新し続けている。

本作では、大日本帝國陸軍・海軍・空軍当時の兵器を多数操縦可能だ。今年9月11日には、複数の元自衛隊員の協力を得ながら時間をかけて制作されたリアルな戦闘ボイスも実装されており、3Dの機体モデリングの精巧さとあわせて、ミリタリーシムとしてのリアルさを追求していることが窺える。そんな本作だが、お遊び要素も忘れてはいない。そのうちの一つが「戦車用抱き枕スキン」である。今回は、抱き枕という一風変わったスキンのバリエーションに、自衛隊の公式キャラクターの1体が加わることになった。

まずは抱き枕スキンについて軽く紹介しておきたい。本作には、塗装を施したりデカールを貼り付けたりして、ユーザーが所有する機体の見た目を自由にカスタマイズできる機能が備わっている。その中で異彩を放つのが、戦車の車体表面に取り付けることのできる抱き枕の存在だ。他にもぬいぐるみや楽器などの立体物を取り付けることが可能だが、抱き枕含め、どの立体物も見た目を変更するだけで戦闘ステータスには一切影響を及ぼさない特殊装備である。


本作の既存抱き枕には、フランス・ドイツ・ロシア・アメリカの4か国それぞれをイメージしたオリジナルの女の子キャラクターを描いたものが存在していた。いずれも各国用のランディングページからログインするだけで入手可能となっており、日本国内ユーザーの間でも「枕嫁」と呼ばれ親しまれている。2024年2月に新規実装としてフランス娘、ドイツ娘の抱き枕が配布された矢先のエイプリルフール、『War Thunder』公式から「【機密解除】航空自衛隊協力による特殊装備品の概要について」というお知らせが発布された。御前崎分屯基地(第22警戒隊)の公式マスコットキャラクターの1体である「おまねこ」の「特殊睡眠加速装置1型(通称:抱き枕)」を実装するというのである。


このお知らせ自体はあくまでエイプリルフールのジョークであり、「おまねこ」抱き枕は実装されなかった。しかし、ユーザーからは非常に多くの反響が寄せられたため、御前崎分屯基地と協議を重ねて企画継続が決定され、このたび「おまねこ」抱き枕を“本当に”実装する運びとなったとのこと。まさに、嘘から出たまことである。

なお、「おまねこ」とは2023年2~3月に、航空自衛隊御前崎分屯基地の部隊内企画として実施された「公式キャラクター選考」イベントにエントリーされたキャラクターのうちの1体だ。「第にゃーにゃー警戒隊」に所属する隊員という設定のセルリアンブルーカラーの猫型マスコットである。投票の結果、実際に代表キャラクターとして選出されたのは「カメロン」という別のキャラクターであったが、イベント自体やエントリーキャラクターのSNS上での反響が大きく、のちに全14候補がすべて公式キャラクターとして認定されることとなった。このときに、とりわけ反響が大きかったのが「おまねこ」である。

<オス。胸が膨らんでいるのはふさふさの胸毛による膨らみらしい>

この公式キャラクター選出のイベントは部隊内で開催されたものであるため、いずれのキャラクターも現役の自衛隊員がデザイン、作画したものである。「おまねこ」も当然現役自衛隊員によって描かれた1体で、御前崎市の「猫塚」という名所にちなんでデザインされたとのこと。性別はオスで一人称も「ぼく」という設定でありながら、ふさふさの毛やツインテール、キラキラの目が可愛らしく、設定を知らなければメスと思ってしまう人も多そうだ。ファンアートも多数描かれている人気キャラクターで、動物や獣人などのケモノ系ジャンルをメインに取り扱う同人誌即売会イベント「けもケット13」にも特大パネルを公式出展した経歴も持つ。


そんな「おまねこ」の抱き枕実装にあたり10月11日から12月31日の期間、『War Thunder』では複数のコラボレーションキャンペーンを実施。まずは、本作にログインするだけで「おまねこ」の「特殊睡眠加速装置1型(通称:抱き枕)」を2種類獲得することができるログインキャンペーンだ。なんと2種のうち片方は、このために描き下ろされた新規イラストとのこと。サンプルイメージではシルエットのみの公開となっているため、ぜひゲーム内で直接その全貌を確かめてほしい。

 


さらに、本作の日本公式Xアカウントをフォローし対象ポストをリポスト&いいねすることで、抽選で22名に全長2mの特大リアルグッズ「おまねこ」抱き枕が当たる懸賞キャンペーンを実施中。「おまねこ」の公称身長は「176cm、あるいは40m」とされている。今回は、耳まで含めた全長183~186cmを忠実に再現するため2mの特大抱き枕となった。「おまねこ」のリアルグッズが入手できる機会自体が希少であるため、かなり競争率が高まることも予想される。期間中に忘れず応募されたい。


また三つ目のキャンペーンとして、ゲーム内の「おまねこ」抱き枕が映っているシーンをスクリーンショットしてSNSに投稿することで、「第22警戒隊」の部隊マークデカールをもらえるキャンペーンも同時開催中だ。デカールは航空機や戦車、艦艇などに自由に貼り付けることのできるスキンの一種だ。X上に「#WarThunder_航空自衛隊おまねこコラボ」のハッシュタグ付きで「おまねこ」抱き枕の映ったスクリーンショット画像を投稿することで、もれなくデカールのアイテムコードを受け取れるとのこと。こちらはXのDM経由で配布されるため、必ず本作の日本公式Xアカウント(@WarThunderJP)をフォローした上で画像をポストしよう。


今回、本作とコラボしている航空自衛隊御前崎分屯基地(第22警戒隊)とは、静岡県御前崎市に位置する航空自衛隊入間基地の分屯基地だ。第22警戒隊はJ/FPS-2レーダーを運用し、24時間態勢で太平洋の空域の監視を行い、パイロット教育支援の一翼も担っているとのこと。また、「おまねこ」は2024年8月1日付で御前崎分屯基地から転出したそうで、今後の幅広い活躍も期待される。

War Thunder』はPC(DMM GAMES)/PS4/PS5向けに、基本プレイ無料にて配信中。

Kei Aiuchi
Kei Aiuchi

RPG、パズル、謎解きアドベンチャー、放置系などを遊びます。比較的やりこみ型。特に好きなゲームは『ルーマニア#203』

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