『聖剣伝説 VISIONS of MANA』ではがめつい商人「ニキータ」と三人の娘が登場。収集アイテムの交換要素や懐かしのキャラに神獣など、発売間近の新情報お披露目
スクウェア・エニックスは8月22日、『聖剣伝説 VISIONS of MANA』の新情報を公開した。今回は、本作に登場する新たなキャラクターのほか、世界に災いをもたらすという神獣などが発表されている。本作の対応プラットフォームは、PC(Steam/Windows)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S。発売は8月29日に予定されている(Steam版は8月30日発売予定)。
『聖剣伝説 VISIONS of MANA』は、『聖剣伝説』シリーズの完全新作だ。本作は三人称視点のアクションRPGとなり、冒険の舞台にセミオープンフィールドを採用。主人公のヴァルたちが、マナの樹を目指す冒険の過程で、さまざまなロケーションをシームレスに巡っていく。
これまで数々のキャラクターが紹介されてきた本作に、さらに新たなキャラクターである世界中を旅する青年オーリン、主人公ヴァルの先輩にあたる元魂の守り人ライザ、そして伝説の戦士ディロフォロスが登場することが発表された。オーリンは、土の村ギッド出身のガイア族の若者だ。ヴァルたちとは行く先々で出会うことになり、ヒナたち御子一行のことを気にかけてくれるという。ライザは、屈強な戦士であり、守り人としての心得をヴァルに叩き込んだ女性であるそうだ。現在は土の村ギッドで暮らしているそうで、ヴァルだけではなく、オーリンとも何らかの面識がありそうだ。
そして、ディロフォロスは作中の遥か昔に活躍した伝説の戦士である。マナの女神から聖剣と8つの精霊器を授かり、強大な脅威である神獣から世界を守るという偉業を、たったひとりで成し遂げた人物だ。その伝説は劇の演目となり、本作の世界では今なお語り継がれているという。
さらに、『聖剣伝説』シリーズファンにはお馴染みのキャラクターであるニキータが本作に登場することも発表された。ニキータは、『聖剣伝説2』にて初登場したキャラクターで、以降のシリーズにも登場。作品によってデザインが違うものの、おもにウサギやネコをモチーフとした獣人として描かれ、多くの作品において、がめつい商人として主人公にアイテムを販売するなど、主人公の味方的なポジションとして登場している。今作でも主人公には協力的な立場にあるようで、フィールド上で見つかるニキータコインなるアイテムを、冒険の役に立つアイテムと交換してくれるそうだ。さらに、ニキータの商魂を叩き込まれた、孤児の3姉妹マドレーヌ、フランソワーズ、クリスティーヌらも新たに登場。ニキータ同様に、ヴァンたちの冒険の助けになってくれることだろう。
ほかにも、お助けキャラクターとしてアナグマが登場。クマミツを“ちょっぴりレアなアイテム”と交換してくれるそうだ。なお、アナグマは『聖剣伝説LEGEND OF MANA』にて初登場したキャラクターで、ニキータ同様に後の作品にも登場。「アナグマ語」という特殊な言語を話すキャラクターであり、今作ではアナグマ語がさらなる発展を遂げているという。
さらに、神獣ゼーブル・ファーとヴェイオロスも新たに発表。神獣とは、精霊とも人間とも違う世界に存在している無の化身であり、8つの属性に関連した仮の姿に、災厄を宿して出現。遥か昔には、マナが枯渇したことをきっかけに、人間たちが住む世界を襲ったという言い伝えもある存在だ。
神獣の1体であるゼーブル・ファーは、三身一体の闇の神獣で、すべての闇を司るという妖魔だ。3つの顔を持ち、左の顔は物理的な力、右の顔は魔力、そして正面の顔は破壊と混沌をもたらすという。一方、ヴェイオロスは風の神獣で、風が吹き荒れる山の頂に座し、雷嵐をまとっている。2体ともに世界に災いをもたらす神獣ということで、主人公のヴァンらと敵対することになるのかもしれない。ちなみに、ゼーブル・ファーは『聖剣伝説3』にも闇の神獣として登場している。インパクトのある3つの顔に見覚えのあるプレイヤーも多いことだろう。
『聖剣伝説 VISIONS of MANA』は、PC(Steam/Windows)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S 向けに8月29日発売予定(Steam版は8月30日発売予定)。サウンドトラックCDやラムコぬいぐるみが付属するe-STORE専売の「コレクターズエディション」も同時発売。また、ダウンロード版の「デジタルデラックスエディション」は、各種インゲームアイテムのほか、早期購入特典として24時間アーリーアクセス権が付属される。