先日お伝えしたとおり、モバイル向けMOBA『Vainglory』が、明日7月3日に正式ローンチを迎える。待望の新ヒーロー「ロナ」や、気軽に遊びたいプレイヤー向けの「カジュアル試合」など、さまざまなコンテンツが登場する。また、iOSとAndroidのクロスプラットフォーム対戦も実現することになる。
正式ローンチを記念し、Twitchではライブ配信がおこなわれている。各国のプレイヤーが参加しており、国境を越えた戦いをリアルタイムで見ることができる。Vaingloryチャンネルの視聴者数を見て、驚く方もいるのではないだろうか。すでに月間150万人以上のアクティブユーザーを誇る『Vainglory』は、実況プレイも盛んなのだ。
『Vainglory』を手がけるSuper Evil Megacorpは、Riot Games、Blizzard Entertainment、Rockstar Gamesなどさまざまな企業で経験を積んだスタッフが集まっており、ゲーム開発の技術だけでなく、コミュニティの形成やマーケティングに関してもベテランが多いはずだ。だからこそ、モバイルゲームとしては珍しい多くのアクティブユーザー数と動画の視聴者数をたたき出したのだろう。
以下、プレスリリースより一部転載。
カリフォルニア州サンマテオ―2015年7月2日―Super Evil Megacorpは、タッチ操作に最適化された本格モバイルゲーム『Vainglory(ベイングローリー)』をApp StoreおよびGoogle Playにて明日正式ローンチいたします。
新しく配信されるAndroid版は150以上の機種をサポートし、iOSと同じサーバーでプレイができます。2014年11月に一部地域のApp Storeでリリースされてから、『Vainglory』はWWDC 2015でAppleデザインアワードを受賞するなど多くの賞賛を受け、熱心なコミュニティを築き上げて来ました。
3人対3人のオンライン対戦ゲーム『Vainglory』は既に月間150万人以上のアクティブユーザーを誇り、ゲーム配信サービスTwitchでは2015年5月の一か月だけで27万人の視聴者が『Vainglory』のゲームプレイを1,300万分以上視聴しました。さらに、『Vainglory』はeスポーツ界へ急速に進出しています。韓国のeスポーツ専門テレビ放送局であるOnGameNet(以下OGN)と提携し、今月13、14日の両日、ソウルで初めてのVainglory世界大会を開催します。
e-Sportsに力を入れるモバイルゲームというのも、なかなか珍しい。そして、ただ大会を開催するというだけでなく、OnGameNetと提携し、「4K対応実況用デスクトップクライアント」を開発した。8つのカメラアングルを備えており、サッカー中継のように複数のアングルを切り替えることができるという。大会の映像は、モバイル向けのゲームとは思えない迫力があるかもしれない。
画面の小さいiPhone 5などでは遊びにくいといった不満点はいくつかあるのだが、本作を手がけるSuper Evil MegacorpのCEO兼共同創立者であるBo Daly氏のコメントを見る限り、心配は無用といったところだろうか。おそらく今までどおりプレイヤーの声を大切にしてくれるはずだ。
“私たちにとってはプレイヤーとコミュニティが第一です。この8か月間はPCゲームのベータ期間のように彼らからの意見を取り入れ、機能・ヒーロー・コンテンツを揃えることで忘れられないタッチ操作のゲーム体験の構築を目指してきました。本日は、プレイヤーの皆さんと一緒にローンチと『Vainglory』コミュニティの更なる発展を祝いたいと思います”
正式ローンチまであとすこし。対応するモバイルデバイスをお持ちの方は、モバイルゲームの新しい流れを体感してみてはいかがだろう。