もふもふウサギのパン屋経営ライフシム『Cinnabunny』2月20日配信へ。農業や探索で材料を集めてパン作り、2人協力プレイ対応
デベロッパーのReky Studiosは昨年12月31日、パン屋経営ライフシミュレーションゲーム『Cinnabunny』を2月19日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本では時差の関係で2月20日配信となるようだ。
本作は、ウサギとなってパン屋を営む作品だ。主人公の家族は、故郷が厳しい干ばつに見舞われたことで、新たな土地への移住を計画。そしてウサギの楽園を見つけた主人公は、パン屋経営を通じて家族の引越し資金を貯めることを目指す。
『Cinnabunny』は、ソロプレイおよびローカル2人協力プレイに対応。プレイヤーはウサギとなり、Sugar Creek Burrowsと呼ばれるたくさんのウサギが暮らす村で生活しながら、パン屋を営む。パンだけでなく、パイやクッキーなども作ることができ、ゲームを進めるなかでそれらのレシピを学べるようだ。
パンを作るためには、まずは材料を用意しないといけない。小麦は、自らの畑で栽培して収穫。森に行けば卵を獲得でき、洞窟で採掘することで塩を入手できる。ほかにも、ベリーやナッツ、スパイスなど、レシピによってさまざまな材料を手に入れることが求められる。
店の厨房には、調理台や石臼、窯などの設備が用意され、材料が準備できたら、生地を作って焼き上げるのだ。公開された映像では、生地を作る際には、方向キーのコマンドにてパンの形状を作り分けられることがうかがえる。また、スキルやレベルアップの要素も存在するとのこと。
出来上がったパンなどは、村のウサギたちに販売することになる模様。ウサギたちにはそれぞれ個性があり、試食してもらい会話を交わすなかで、好みの味などを聞き出すことができるという。本作では、こうして村のコミュニティと関係を深めていくことも、ゲームプレイの大きな要素のひとつとなるそうだ。
パン屋の建物はプレイヤーの住居を兼ねており、カスタマイズ要素が用意される。家具を追加して居心地の良い家に仕上げていけるほか、店舗部分に関しても新たな調理設備を導入できる。設備が充実するたびに、また異なる種類のパンを作れるようになるのかもしれない。
本作にはこのほか、森や洞窟を探索してさまざまな種類のキノコを採取したり、季節や天候、時間帯を変えてバードウォッチングをし多種多様な鳥を撮影したり、あるいは科学者ウサギのゴミリサイクル実験の失敗により生まれたロボットを捕獲したりといったアクティビティが用意される。
本作の開発元Reky Studiosは、アメリカ・サウスカロライナ州に拠点を置くインディースタジオだ。実は、前作の温室運営シミュレーションゲーム『Bunhouse』でもウサギを主人公としており、2021年にリリースされ高評価を獲得。本作『Cinnabunny』は、前作で培ったかわいいウサギ表現を活かしつつ開発されている模様である。
『Cinnabunny』は、PC(Steam)向けに2月20日配信予定。なおリリース後の開発が続けられ、無料アップデートを通じてコンテンツや機能を追加していく計画とのことだ。