Microsoft、Windows 10向けの「UWP」製ゲームにて一部Modやオーバーレイをサポートへ。V-Sync無効などのサポートも5月に追加予定

Microsoftは開発者向けカンファレンス「Build 2016」にて、「ユニバーサルWindowsプラットフォーム(以下、UWP)」製のWindows 10ゲームに関する将来的な改善プランを明らかにした。「UWP
」は、Windows 10向けのゲームやアプリで使用可能な開発プラットフォームのこと。すでにWindows 10版『Rise of the Tomb Raider』や『Gears of War: Ultimated Edition』などで採用されているが、Mod制作やV-syncの無効化などををサポートしていない問題点が「UWP」特有のものとして浮上していた。

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「ユニバーサルWindowsプラットフォーム」とは、2015年5月にMicrosoftが発表したアプリケーション開発プラットフォーム。「UWP」を利用して開発されたアプリやゲームは、簡潔に述べると
、Microsoftの異なるデバイス上で移植の手間をそれほどかけることなく動作させることができる。ゲームに関して言えば、Xbox One向けに開発したタイトルはWindows 10マシン上でも動作させることが可能、その逆もまた然りというわけだ(ただもちろん、各デバイスに合わせた変更やパフォーマンスを考慮した調整は必要になる)。

この「UWP」推進の一環として、Micorosoft下のゲームソフトではPCとXboxのマルチプラットフォーム化が加速している。たとえば同社とTurn 10の看板レーシングゲーム『Forza』シリーズの最新作は、今後PCとXbox One双方にリリースされることが今回の「Bild 2016」に合わせて明らかにされた。

先日発表されたPC向けの新作『Forza Motorsport 6: Apex』は、従来の開発環境ではなく「UWP」を採用。今後続くPC/Xbox Oneマルチプラットフォームへ向けた試金石といったところだろう

プレイヤーがゲームを遊ぶデバイスを自由に選択できる点、また一部タイトルではクロスバイに対応している点において、消費者にとっては「UWP」は魅力的だ。Xboxアプリを通じ、フレンドや実績情報などを共有することもできる。ただ一方で、先行して発売されてきた『Rise of the Tomb Raider』や『Gears of War: Ultimated Edition』のWindows 10版では、V-syncが無効化できない、Modが利用できない、SLI/Crossfireが非対応、Steamや動画撮影ツールのオーバーレイができない、さらにボーダーレスのフルスクリーンモード強制といったいくつかの問題点が指摘されてきた。

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「Build 2016」にてPhil Spencer氏は、まずユーザーが制作したModやオーバーレイをUWP下のアプリにてサポートすると表明。また5月のアップデートではV-Syncの無効化をサポートし、NvidiaのG-SyncやAMDのFreeSyncにも対応することを明らかにした。実際にSteamworksが組み込まれた『Age of Empires II』、あるいは『The Witcher 3』を、コンバートしてUWPのアプリとして動作させるデモも昨日深夜に公開された。

詳細は明らかにされていないが、発表通りに改善されれば、現在まで浮上してきた問題は一通り解決されることになる。ただMod開発に関しては、まだどこまで対応するのかは決定していない模様で、メディア向け質問会にてSpencer氏は「Steam Workshop」の例を取り上げつつ、問題や悪用の可能性がある直接のコード改変について可能であるかどうかは明言しなかった。この点は現地メディアPC Gamerが報じている。

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