『人喰いの大鷲トリコ』を発表した上田文人氏が新スタジオ「genDESIGN」の設立を報告

E3 2015プレスカンファレンスにて『人喰いの大鷲トリコ』を再発表した上田文人氏。新スタジオ「genDESIGN」を“少し前に”設立していたことを、自身の公式ブログにて報告している。

E3 2015プレスカンファレンスにて『人喰いの大鷲トリコ』を再発表した上田文人氏。新スタジオ「genDESIGN」を“少し前に”設立していたことを、自身の公式ブログにて報告している。

より幅広い創作活動を実現するため

genDESINGは『ICO』や『ワンダの巨像』の開発をリードしてきたスタッフたちが中心となって集まり設立されたスタジオで、もちろん上田文人氏も所属している。代表を務めるのは『ドラゴンクエスト』のプログラマーであり、『ICO』の開発にも参加した洞谷仁治氏だ。東京都江東区に拠点を構えている。

genDESINGは2014年より『人喰いの大鷲トコ』を手がけており、上田氏の指揮のもと、クリエイティブ全般を担当している。具体的にはレベルデザインディレクション、モーションディレクション、アートディレクション、キャラクターデザイン、コンセプトアート、シナリオ・絵コンテ、そのほか技術的な研究開発と提案を担っているという。

上田文人氏は、「より幅広い創作活動を実現するため、少し前に、共にゲームの開発をしてきたスタッフと新しくスタジオを作りました。ここから枠にとらわれない様々なアイデアをカタチにしていければと考えております」と公式ブログにて報告している。

ついに発表された『人喰いの大鷲トリコ』

なおSCEの運営する『人喰いの大鷲トリコ』公式サイトが更新されており、あらためてPlayStation 4向けに2016年リリースされることが明らかにされている。キャッチコピーは「少年と巨獣が紡ぐ、新たなる神話」。はたして『ICO』と『ワンダと巨人』に続きどのようなゲームデザインと物語が披露されるのか、続報に期待したい。

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Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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