UbisoftはPolygonやKotakuなど複数の海外メディアを通じ、『Watch Dogs 2』に登場する1人のキャラクターに関するレンダリング表現を修正すると明らかにした。『Watch Dogs 2』はすでに海外で発売を迎えており、昨日より「女性キャラクターの陰部が見える」との報告がインターネット上で出ていた。
Ubisoftは「『Watch Dogs 2』における1人のNPCモデルが克明な手法で描かれていることを認識しています」とコメント。どのNPCモデルがどのように描かれているかは詳細に伝えなかったが、パッチによる修正を予定していると明らかにした。『Watch Dogs 2』の北米におけるレーティングは「M(17歳以上対象)」であり、Ubisoftの上層部やレーティング機関はこのレンダリング表現を見逃していたとみるのが妥当だろう。『三国志11』における「糞藝爪覧」の例のように、開発者がひそかに仕込んでいたのではないかと予想される。
インターネット上では昨日から、該当の女性キャラクターを誤って倒したところリアルすぎるレンダリング表現を見てしまい絶叫するツイートや、PS4上でシェア機能を利用しようとしたところSIEEからBANされたとするNeoGAFでの報告などが見られた。後者に関してUbisoftは、プレイヤーがゲーム内のコンテンツをすべてシェアできるように、ファーストパーティーと共に動いていると説明している。ただしインターネット上にアップロードされている動画では、裸体で道を歩く男性や、全裸でフラフープに興じる女性などが散見されており、実現に向けた協議は難航しそうだ(なお、きわどい表現が存在するほかの過去作品を考慮すると、これらのキャラクターはレーティングM相当のレンダリングで表現されていると思われ、パッチでは修正されないものとみられる)。
2013年に発売された『Metro: Last Light』では、曇りガラスで見えないはずの女性キャラクターの裸体が見える抜け道が発見され、開発者により細部まで克明にレンダリングされていることが明らかとなった。ほかにもキャラクターのセクシャルな表現を見ることができてしまう例はいくつか存在するが、今回のレンダリング表現は該当のキャラクターが倒れれば簡単に見えてしまうようなもので、パッチ修正も致し方なしといったところだろう。
今回の1件にてNeoGAFの1人のユーザーは、リアルすぎる女性キャラクターのレンダリング表現に戸惑うほかのユーザーに対し、「日本語版を購入すればいいよ」とアドバイスしている。