サバイバルFPS『Far Cry』シリーズを販売するUbisoftは、氷河時代をテーマにした新作をほのめかすティザーサイトを、公式Twitterアカウントにて公開した。しかし、その数時間も前に、一部の海外メディアが未公開タイトルとともにスクリーンショットを勢いあまって報道。その正体が『Far Cry Primal』というスピンオフ作品であることがすでに浮き彫りになっていた。ティザーサイトの登場によってその存在は裏付けられた。
焦らす前にクライマックス
事の発端は昨夜10時頃に発信されたIGN Turkeyの公式ツイート。槍や棍棒で争う人々を写したスクリーンショットを添えて、『Far Cry Primal』というタイトルを報道した。ツイートはすぐに削除されたが、予期せぬフライングに直後解禁された公式のティザーサイトはほとんど意味をなさないものになってしまったようだ。その後も、Ubisoftの公式アカウントからはティザーイメージ付きの定期ツイートが続けられているが、一部のファンからは「焦らすのやめろよ。もうバレてんだよ」という皮肉が飛び交っている始末。現在、YouTubeの公式チャンネルでは、アナウンスに向けたライブ映像が配信されており、近日中にも正式に発表される見込みだ。
ティザーサイトのライブ映像や一連の公式ツイートの中で公開されたティザー動画では、原始的な服装を身にまとい槍で剣歯虎やマンモスと戦う人々が、壁画の演出で描かれている。このことから『Far Cry Primal』は、原人をはじめとするヒト属が進化したといわれる更新世(およそ200万年から1万年前の氷河時代)をテーマにしていると思われる。史実ではまだ文明の発生していなかった時代を背景に、どのような物語が語られるのかが気になるところ。本当の意味でのサバイバルアクションになることは間違いないだろう。公式による続報に期待したい。