Turtle Rock Studiosは、未完成だった『Left 4 Dead』のキャンペーン「Dam It」の配信を開始した。特設ページから無料でダウンロードしアドオンとして『Left 4 Dead』本編に組み込むことが可能だ。またアドオンには「Dam It」のキャンペーンと共にスタンドアローンのサバイバル用マップ2種類も収録されている。
ダウンロードしてフォルダを解凍したら、「unzip.vpk」ファイルをダブルクリックするか、同ファイルを『Left 4 Dead』のアドオンフォルダに移すことでインストールは終了する。ただし記事を執筆している現在、サーバーに負荷がかかりすぎたのかアドオンはダウンロードできない状況となっているようだ。
「Dam It」は「Dead Air」から「Blood Harvest」のあいだを描くキャンペーンで、「Dead Air」のフィナーレに登場した航空機「C130」が小さな飛行場に着陸するシーンから物語は始まる。飛行場から谷に沿って進み、広大な土地が広がる農園や燃える森を抜け、最後にはキャンペーン名にもある巨大な水力発電所のダムへと向かう。特設サイトでは詳細なキャンペーンマップも確認することが可能だ。
2010年にValveからリリースされた最後の『Left 4 Dead』向け公式キャンペーン「Sacrifice」の映像
Turtle Rock Studiosの設立メンバーの1人Charis Ashton氏は、同スタジオの公式フォーラムにて「Dam It」を『Left 4 Dead』に組み込む作業を終えたと報告。いくつかの問題が残っているものの、最初から最後までプレイできる状態だと伝えている。なおTurtle Rock StudiosはかつてValve下にて『Left 4 Dead』を開発したが、現在は2K Gamesの傘下にあり、「Dam It」は公式キャンペーンではなくあくまで外部のアドオンとして配信されているとみられる。
初代『Left 4 Dead』は2008年にValveよりリリース。その1年後には『Left 4 Dead 2』がリリースされ、初代のキャンペーンマップも同作へと配信されていった。多くのプレイヤーはすでに続編へと移行したと思われるが、Turtle Rock Studiosが手がけたマップをプレイするため、ひさびさに初代をインストールし直してみてもいいかもしれない。