ボクセル街づくりシム『Town to City』発表。フリーハンドで思い思いの街づくり、住民のニーズにも応えて発展目指す
デベロッパーのGalaxy Groveは1月29日、街づくりシミュレーションゲーム『Town to City』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。
本作は、19世紀の地中海に面した土地に街を作る作品だ。ボクセルグラフィックが採用され、のんびり楽しめるゲームプレイになるという。
『Town to City』には、ストーリーモードとサンドボックスモードが収録。プレイヤーは、住宅や店などの建物、樹木や草花などの自然、その他街を彩るさまざまなオブジェクトを配置して街づくりをおこなう。そうして移住者を呼び込み人口を増やして、さらに街を発展させていくのだ。
本作の建設システムにはグリッドは存在せず、建物などは自由に配置して細かく調整可能。道路についても、フリーハンドで描くようにして作ることができるようだ。ユニークな街並みを表現するも、整然とした区画を整備するもプレイヤー次第である。配置した建物には、照明や花壇、ベンチ、植栽を追加するなどカスタマイズできるという。なお、建設にかかるコスト関連の情報はまだ公開されていないが、街の人口を増やすなかで、資金を獲得していくことになるものと思われる。
街を作っていくなかで、移住者により人口は徐々に増加していく。住民は、労働者や職人、上流階級など複数の種類に分けられ、それぞれに街に対しての満足度のステータスが存在。また、個々の住民から特別な要望が寄せられることもあり、プレイヤーはそれらのニーズに応えるかたちで住民を管理しつつ、さらに街づくりをおこなう。
また、たとえば労働者には仕事を割り当てることができ、それによって研究ツリーを通じて新しい建物や装飾品をアンロックできるようだ。街を賑やかにしていくにあたっては、住民たちの協力が欠かせないのだろう。このほか、複数の街を作って交易させたり、街ごとに観光や農業などの特色を作ったりといったことも可能だそうだ。
本作の開発元Galaxy Groveは、鉄道建設ゲーム『Station to Station』を2023年にリリースし、高い評価を受けたことで知られるオランダのインディースタジオだ。同作は、鉄道網を構築し物資を運びながら、小さな田舎の世界を活気に満ちた豊かな環境に変えていく作品。ボクセルグラフィックの美しいビジュアルが特徴のひとつとなっており、その点は本作『Town to City』にも受け継がれている。本作にはフォトモードも用意されるとのこと。
『Town to City』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。