2013年発売の『トゥーム・レイダー』販売本数が850万本を記録

スクウェア・エニックスは、Crystal Dynamicsが開発した『トゥーム・レイダー(2013)』が、850万本以上の売り上げを記録したと発表した。

スクウェア・エニックスは、Crystal Dynamicsが開発した『トゥーム・レイダー(2013)』が、850万本以上の売り上げを記録したと発表した。1996年に誕生した『トゥーム・レイダー』は、シリーズ累計販売本数が4000万本を突破しており、3億ドル以上の収益をあげている。2013年発売の『トゥーム・レイダー』は、この全シリーズ作品の中でも、最大の売り上げ本数を記録しているという。

 


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新生『トゥーム・レイダー』は、1996年から続いたシリーズと、2006年から続いた3部作から脱却し、さらなるリブートを目指して開発された作品だ。トレジャーハンターへと成長する前の主人公ララ・クロフトが描かれており、オープンワールドに近いエリア構成を舞台に、邪馬台国と卑弥呼の謎を追うストーリーが展開されてゆく。

『トゥーム・レイダー』は、2013年3月にPCおよびPS3、Xbox 360にて販売。また2014年には、PS4とXbox One向けに、ビジュアルが強化された『トゥーム・レイダー ディフィニティブエディション』がリリースされた。すでに2013年末の時点で黒字へと転換したことが発表されており、今回発表された850万本の数値を考慮すれば、シリーズのリブートには大成功したと見てよいだろう。

Crystal DynamicsのスタジオヘッドDarrell Gallagher氏は、「『トゥーム・レイダー』はファン層を加熱して拡大し、シリーズを新たなレベルへと押し進めた。本作の驚くべきセールスの成功は、プレイヤーたちの情熱的な反応を反映したものだ」と伝え、「我々のスタジオは本作で成し遂げられたことを誇りに思う」ともコメントしている。

現在、Crystal Dynamicsは最新作『Rise of the Tomb Raider』を、Xbox One向けに開発している。『Rise of the Tomb Riader』はMicrosoftの独占タイトルとして発表されたが、同社の幹部Phil Spencer氏によると、同作のIPは所有しておらず他機種への販売も一定期間後に認める時限独占であることが明らかにされている。

 

参考: 『Rise of the Tomb Raider』の「Xbox独占」を誤解しないために

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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