巨大ロボットとパルクールで戦うマルチプレイヤーFPS『Titanfall』。開発元Respawn Entertainmentは、本作が“1000万”の大台を突破したことを、共同設立者Vince Zampella氏のTwitterアカウントにて明らかにした。この数字が累計売上本数を指しているのか、それとも累計ユニークユーザー数を意味しているのかは明言されていないが、開発スタッフが祝杯を上げる様子を写真で伝えるとともに、ファンに向けて感謝の意を表している。
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『Titanfall』は、Electronic Arts(以下、EA)から2014年3月Xbox One/Windows向けに、翌月Xbox 360向けに発売されたオンラインマルチプレイヤーFPS。ブースターを備えたパワードスーツを身にまとい、パルクールアクションで戦場を駆けめぐるSFシューターだ。ゲーム中、プレイヤーが搭乗できる「Titan」という巨大ロボットが大いに話題を呼んだ。現在、定期課金サービスEA AccessにてXbox One版が無料で遊べるほか、PC向けには48時間分のゲームプレイが無料で楽しめるOrigin Game Timeのリストにも加わっている。
Celebrating 10 million! Thanks to everyone, we love you all! pic.twitter.com/lZ10vCtY2A
— Vince Zampella (@VinceZampella) October 2, 2015
販売元EAはこれまで『Titanfall』のセールス情報を公表していないが、昨年11月に本作のプロデューサーを務めるDrew McCoy氏は、ユニークユーザー数が700万人を突破したことを、フォーラムサイトNeoGAFへの投稿で明らかにしていた。このことから、今回の数字が累計ユーザー数を指したものであるとの見方もあるが、真相は定かではない。また、セールス情報に関しては、昨年5月の収支報告の中でEAのCOO、Peter Moore氏が、同年3月の売上本数が92万5000本であったことを、米市場リサーチ会社NPD Groupのデータから引用していた。なお、この統計は米国内で販売されたパッケージ製品のみが対象であり、国外でのセールスやXbox LiveやOriginでのダウンロード販売数は含まれていない。加えて、同社は『Titanfall』が2014年3月最も売れたタイトルであったと報告していた。
今年3月には、『Titanfall』が3部門でノミネートされたBAFTA(British Academy of Film and Television Arts) Games Awardsを前にして、Zampella氏がIGNのインタビューに答え、すでに続編『Titanfall 2(仮題)』の開発に着手していることを明らかにした。Microsoftとの独占契約となった1作目とは異なり、マルチプラットフォームでのリリースになることが判明している。そのほか、今年7月には、『Titanfall』を新作PCオンラインゲームとしてアジア地域へ展開するため、株式会社ネクソンとEAが配信契約を締結した。巨人の進撃は次なる段階へ向けて、すでにドロップシークエンスを開始しているようだ。