あのお隣さん、怪しくない?新気鋭のステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』再始動。Steamページが公開、2017年夏の発売目指す

ロシアのゲーム開発スタジオDynamic Pixelsは、ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』のSteam商品ページを公開した。同作は昨年10月にKickstarterでクラウドファンディングを実施したものの、目標金額に到達することができず、その後1年近くにわたり沈黙を続けてきたタイトル。今後はtinyBuild Gamesがパブリッシングを担当し、2017年夏の発売を目指して開発が進められるようだ。

【UPDATE 2016/10/27 15:37】 『Hello Neighbor』の早期アクセス版のリリースが公式サイトにて開始された。価格は29.99ドル。無料版のデモも入手可能だが、早期アクセス版では最新のビルドをプレイすることができるという。現行のビルドは「Alpha 1」で、探索できる箇所が無料版よりも増加している。

【原文 2016/10/03 11:24】 ロシアのゲーム開発スタジオDynamic Pixelsは、ステルスホラーゲーム『Hello Neighbor』のSteam商品ページを公開した。同作は昨年10月にKickstarterでクラウドファンディングを実施したものの、目標金額に到達することができず、その後1年近くにわたり沈黙を続けてきたタイトル。今後はtinyBuild Gamesがパブリッシングを担当し、2017年夏の発売を目指して開発が進められるようだ。

『Hello Neighbor』は、かつて「Hello, Neighbor!」の名で2015年6月にSteam Greenlightに登録された一人称視点ステルスアクションゲーム。プレイヤーはとある町に引っ越してきた住民の1人となり、なぜか家の地下室へと続く扉を封鎖している「お隣さん」の家を調べることになる。ゾンビでも幽霊でもなく隣人がホラーの対象である点が受けてか、Steam Greenlightの登録時には多くのユーザーから注目を集めることに成功していた。

ゲームは「自宅」と「隣人の家」を舞台として進む。2つの家を行き来しつつ、隣人に見つからないように彼の家を調査しなければならない。タンスのなかに隠れたり、トマトを投げつけて隣人の気を引いたりといったステルスアクションを駆使することになるが、一方で隣人のAIは学習型で、プレイヤーが取ったさまざまな行動を記憶し対策するようになっていく。

今回の発表によれば、Dynamic Pixelsは数か月前にもtinyBuildとパートナーシップ契約を結んだそうだ。Steam Greenlightや失敗したKickstarterでの動きがプロジェクトに大きな影響を与えたとも伝えており、それらの情報は段階的に今後公開していくとしている。なお現在はオープンアルファテストの受付も行っているとのことなので、来年の夏まで待てないというプレイヤーはチェックしてみよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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