“トラックの上を飛び移る妄想”がゲーム化、ハイスピード3Dアクション『Clustertruck』が9月27日リリースへ
パブリッシャーtinyBuildは、9月27日(日本時間深夜27時)に『Clustertruck』をSteamにて配信することを発表した。開発を手がけるのはLandfall Games。定価は1400円で、発売前に予約すれば20%オフの1184円で購入可能。まだ発表されていないが、予約購入者特典なども用意されているようだ。
『Clustertruck』は高速道路を走るトラックの上を飛び移っていく3Dアクションゲームだ。舞台となる高速道路は現実世界とは異なりガードレールはなく、速度違反だらけで危険にあふれている。上空から車が降ってきたり、柱や鉄球が飛んできたり、ミサイルに狙わられるといった殺意満点の多様なギミックが用意されており、こうしたバラエティに富んだステージを生き延びなければならない。各ステージにはゴールが設定されており、その地点まで無事にたどり着ければクリアとなる。公開されたトレイラーからもその混沌としたゲームプレイは垣間見えるだろう。平面での移動だけでなくトラックごと落下するシーンなど高さを利用した仕掛けも用意されているようで、ハチャメチャながらスリルと疾走感が入り混じった体験ができそうだ。
ゲームコンセプトのキーワードは「the floor is lava」。欧米ではちょっとした有名なネットスラングで、幼少期に物の上を渡り歩きながら「落ちたら負け」とよくわからないルールの遊びをした人もいると思うが、ああいったものだと考えてもらえばいいだろう。先日、Klei Entertainmentより似たコンセプトの『Hot Lava』が発表されたが、本作は地面に落ちたらアウトというルールと、電車や車の窓から外を見ている時に思い描きがちな「建物や乗り物を飛び移っていく超人的な自分」という妄想の融合に近い。
ゲーム内には8ステージと80を超えるコースが用意されており、さらにステージを自作しSteam Workshopで共有することが可能。リプレイ機能などもあり、自分のスタイリッシュなプレイを他人と見せ合えるといった要素なども用意されているようだ。またエンドレスモードも用意されているので、ひたすら走り続けたい酔狂なユーザーも安心してほしい。
開発を担当しているLandFall Gamesはスウェーデンに拠点を構えるスタジオだ。スタッフは4人で構成されており、約1年かけて本作を完成させた。飛行機を操縦し狭いエリアを通過していく『Air Brawl』など、ユニークながら爽快感のあるゲーム作りに定評がある。緻密な物理演算に基づいて対戦する『Totally Accurate Battle Simulator』なども並行して開発中だ。
『Clustertruck』は半年ほど前にアルファテスターを募集していた。アルファ版を遊んだPCgamerは「難易度が高いが確かなデザインがある」と一定の評価を下しており、ゲームプレイも十分に楽しめる内容であることを期待したい。