建物つくるだけゲーム『Tiny Glade』Steamにていきなり人気爆発。直感的なツールで自由に建築、“何をしてもいい”癒され体験が盛況博す

デベロッパーのPounce Lightは9月24日、建物づくりゲーム『Tiny Glade』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく非常に高い評価を獲得している。

デベロッパーのPounce Lightは9月24日、建物づくりゲーム『Tiny Glade』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく非常に高い評価を獲得している。

本作は、人里離れた森の中の空き地に、洋風の城を建設するシミュレーションゲームだ。城といっても、こぢんまりとした家のような建物から作ることができ、ユニークな建築システムにより、のんびり自由な建物づくりを楽しめる。

『Tiny Glade』には、グリッドやリソース管理といった要素のない建築システムが採用され、自由で直感的な建築を楽しめることが特徴だ。建築用ツールには、建物・道・窓・植栽・塗装・地形などの項目があり、各項目から関連する複数のツールにアクセス可能。ツールを選択し、空き地の好きな場所をクリックすれば、その場所に建物などが配置され、城壁や道ツールでは地面上で描くようにして作ることができる。

本作では、配置した建物などのオブジェクト同士が接した際に、上手く馴染むように自動的に調整される。たとえば、窓を選択し移動させて別の窓に近づけると、くっついてひとつの大きな窓に変化。また、城壁を突っ切るように道を作ると城壁に門ができるといった具合だ。状況によっては、そうした変化にあわせて周囲に植物が生えるなど、装飾的なオブジェクトが出現することもある。

なお配置した建物などは、壁面や隅を掴んで操作することで形状や位置を調整可能。地形ツールを使えば、地面の起伏などもいじることができる。このほか時間の変化の要素や、フォトモードなども用意されている。


本作は、PC(Steam)にて本日9月24日に配信開始。同時接続プレイヤー数を確認すると、これまでのピーク時には約1万700人にまで達した(SteamDB)。本作のようなスタイルの小規模作品にしては、かなりの賑わいぶりである。それだけ本作に期待していた人が多かったのだろう。またユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1100件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。

レビューを見てみると、特に先に紹介した直感的で自由な建築システムが、思い描いたものをすぐに表現できるとして好評。比較的コンパクトにまとめられたシステムではあるものの、使い込むなかでさまざまな工夫を試す楽しさがある。また、温かみのあるグラフィックや、落ち着いた雰囲気のBGMなどと相まって、のんびり癒されるゲームプレイだとする意見も多い。


なお、本作は今後も開発が続けられる模様で、早くもベータテストが開始されている。現在は、配置した窓を移動させ地面に接した際に、扉に変化する要素がテスト中。今後数日以内には正式実装されるそうだ。それ以降については明確なロードマップは定めていないものの、何らかの計画が進行中とのことである。

『Tiny Glade』は、PC(Steam)向けに配信中。価格は1700円で、リリース記念セールとして10月4日までは15%オフの1445円で購入可能だ。また、体験版も配信されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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