『シルバー事件』HDリマスター版の発売日が10月7日に決定。価格は1980円、コミックやOST付のDX版も

PLAYISMとグラスホッパー・マニファクチュアは、東京・渋谷WOMBで開催された「シルバー事件パーティー」にて、『シルバー事件』のHDリマスター版を10月7日にリリースすると発表した。価格は1980円。2980円のデラックス版も販売される予定だ。

PLAYISMとグラスホッパー・マニファクチュアは、東京・渋谷WOMBで開催された「シルバー事件パーティー」にて、『シルバー事件』のHDリマスター版を10月7日にリリースすると発表した。価格は1980円。2980円のデラックス版も販売される予定で、こちらにはアートブックとオリジナルサウンドトラック、0章「ルナティックス」の前日譚からゲーム本編までの物語が描かれるデジタルコミックが収録されている。

デラックス版に同梱されるアートブックは、作中に登場したイラストを収録したフルカラーpdfとなっており、今回のためオリジナル版アーティストの宮本祟氏が書き下ろした新イラストも収録。サウンドトラックにはゲーム中の収録曲はもちろん、山岡晃氏がリミックスした新たな音源も。またデジタルコミックは原作 須田剛一 漫画 竹谷州史によって描かれるなど、まさに『シルバー事件』を骨の髄まで楽しめる特典内容となっている。

このほか壇上では須田剛一氏が数量限定のパッケージ版を発売すると発表。現時点では海外でのみの販売となるが、「ゲームディスク」「OSTディスク」「アートブック」「コミック」「ゲームマニュアル」の5点が収録される豪華さとなっている。国内でも展開予定とのことで、須田氏は「PLAYISMがすげえのを国内でも出す予定」と予告した。

なお10月7日にリリースされるのはWindows版のみで、Mac版の発売は若干遅れる予定とのこと。また須田氏は携帯アプリとしてかつて配信された『シルバー事件』の続編『シルバー事件25区』のHDがやりたいとも発言し、ファンを熱狂させた。

 

『シルバー事件』は、『Killer7』や『No More Heroes』などを生み出し今や世界的人気をほこる須田剛一氏が、グラスホッパー・マニファクチュアを設立してから初めて手がけた作品だ。国家「カントウ」によって設立された特別自治区「24区」を舞台としたアドベンチャーゲームとなっている。

ストーリーは、20年前に起こった凄惨事件の犯人「ウエハラ カムイ」を追いながらさまざまな謎の真相を紐解いていくというもの。プレイヤーは公安特殊部隊「リパブリック」の隊員が主役の「Transmitter編」と、フリーのジャーナリストが主役の「Placebo編」、2つの視点から物語を進めることとなる。須田剛一氏が得意とするバイオレンスかつ重厚な世界観と、先の見えないシナリオがクチコミを呼び、ユーザーの支持を得た。そんな怪作とも名作とも呼ばれる須田剛一氏の原点が、2016年にHDになって帰ってくる。

今回のHDリマスター版は、グラスホッパー・マニファクチュアの監修のもとアクティブゲーミングメディアが開発をおこなっており、解像度がHDに対応するだけでなく、グラフィックも原作の良さを残しつつ現代風にアレンジされている。また操作体系の見直しやテキストスピードの調整などによるゲームテンポの向上などシステム面も見直されている。

『シルバー事件』HDリマスターは、PC向けにSteam/PLAYISM/GOG/Humble Storeにて発売予定だ。パッケージ版の国内展開やMac版のリリース時期などは続報を待つことにしよう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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