絵童話の世界を進むアドベンチャーゲーム『王子さまと妖精 – The Perfect Prince -』発表。元トライエースのクリエイターが手がける

ロココは7月1日、アドベンチャーゲーム『王子さまと妖精 - The Perfect Prince -』をSteam向けに発表。本作は絵童話の世界で繰り広げられるアドベンチャーゲームだ。

デベロッパーのロココは7月1日、アドベンチャーゲーム『王子さまと妖精 – The Perfect Prince –』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

本作は、絵本風のビジュアルが特徴のアドベンチャーゲームだ。絵童話の世界で心揺さぶる選択を重ねるゲームプレイになるという。

『王子さまと妖精 – The Perfect Prince -』にてプレイヤーは、絵童話の世界に迷い込んだ主人公となり、パズルや軽快なアクションをこなしながら進んでいく。プレイヤーの選択や行動によって物語が分岐し、また登場人物たちと「キズナ」を結び、自分だけの物語を作り上げることになるとのこと。また、この世界には主人公にそっくりな王子が存在。プレイヤーは、自己の言葉か他者の言葉かを選択して物語を紡いでいく。

本作のゲームシステムの詳細はまだ明かされていないが、公開されたゲームプレイ映像では、淡く彩られた絵本の世界を進みながら、さまざまな人と出会う様子が確認できる。印象的なセリフが強調して映し出されるシーンがあり、それが「キズナ」に関係しているのだろうか。また、ミニゲームをこなしてお手伝いをしたり、兵士などと戦ったりする場面も。戦いのシーンでは、じゃんけん形式らしき選択によって主人公の行動を決められることがうかがえる。

本作の開発元ロココは、元トライエースで『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-』や『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』などを手がけたプロデューサー・アートディレクター澤村栄公氏が代表取締役を務めるゲーム開発スタジオだ。これまでには、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や『CRYSTAR -クライスタ-』などの開発に参加。そして今回、インディーゲームブランド「ROCOCO GAMES」を発足し、第1弾タイトルとして本作『王子さまと妖精 – The Perfect Prince -』を発表した格好だ。

また本作およびロココは、経済産業省が主催し、マーベラスが事務局として参画するインディーゲームアクセラレーションプログラム「創風」の採択クリエイターのひとつに選出。今後、インディーゲーム開発・事業の深い知見を持つ国内外の専門家による支援を受けながら開発が進められ、9月に開催される東京ゲームショウでは中間成果が展示されるとのこと。

『王子さまと妖精 – The Perfect Prince -』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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