『METAL GEAR SOLID』小島秀夫氏がコナミ退社、米国のザ・ニューヨーカー誌が報じる【UPDATE3】

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【UPDATE3】「ザ・ニューヨーカー」で記事を執筆したSimon Parkin記者は、コナミのコメントに対し反論する形で「送別会」を撮影したとされる写真を投稿している。この写真はコナミに在籍する情報提供者から受け取ったという。


 

【UPDATE2】コナミ広報部はAUTOMATONの問い合わせに対し、小島秀夫氏は現在も社員として在籍しているとコメントしている。「お問い合わせ頂いた小島の件でございますが、現在も社員として在籍しており、『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』の制作終了に伴い長期休暇に入っております」。


【UPDATE1】10月20日、コナミは東スポWebの取材に対し、現在も小島秀夫監督が社員として在籍していると、ザ・ニューヨーカーの報道を否定した。現在小島氏は長期休暇に入っており、送別会についても「どういうものか分からない」としている。東スポWebは退職前の有給休暇の消化ではないかと追求したが、コナミは家庭用ゲーム開発後に長期休暇を取ることは一般的だと返答している。


米国の人気雑誌ザ・ニューヨーカーのWeb版は、『METAL GEAR』シリーズで知られる小島秀夫氏が10月9日をもってコナミから退社したと報じた。送別会に参加した匿名希望の人物より得た情報とされている。

情報提供者によれば、送別会には約100人の人物や何人かのゲストが参加したが、コナミの早川英樹社長や常務執行役員の兼吉完聡氏(ザ・ニューヨーカーではCEOとされているが、これは誤り)の姿は見なかったという。一方で『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』で働いた人々を中心に多数が参加し、ほかのスタジオから小島氏の同僚も登場したと伝えている。

なおすでに複数のメディアがコナミへと確認を取っているが、現時点でまだ同社から公式声明は発表されていない状況だ。ザ・ニューヨーカーは小島秀夫氏へとコンタクトを取ったものの、法的な拘束力のある契約によりコメントを断られたと伝えている。

ザ・ニューヨーカーは、競業避止義務が終了する12月を持ってして、小島氏は新たなスタジオを探す予定だと伝えている。

小島秀夫氏は1986年にコナミに入社し、以降30年以上にわたり同社で『スナッチャー』や『ポリスノーツ』、そして『METAL GEAR SOLID』シリーズを手がけてきた。同社を代表するクリエイターの一人ではあるが、一方で2015年に早川英樹氏が代表取締役社長に就任すると、自身の小島プロダクションは解散され本部へと統合、執行役員の座も降ろされ、肝入の『Silent Hills』プロジェクトも凍結されるなど、明らかな冷遇を受けている。2015年3月には海外の主要なゲームメディアの1つGameSpotが、小島秀夫氏は『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』を完成させた後に退社する予定だとのニュースを報じるなど、同氏の退社は以前よりささやかれていた。

 

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