動物“変異させ放題”牧場スローライフ『The Maiden and the Cow』発表。二足歩行ウシや蝶々ネズミなど、のどかな世界で自由気ままミュータント作り
Team Hermitは6月12日、『The Maiden and the Cow』を発表した。動物を突然変異させながら牧場を運営するスローライフゲームだ。

デベロッパーのTeam Hermitは6月12日、『The Maiden and the Cow』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。あわせてストアページも公開されている。
『The Maiden and the Cow』は、一人称視点の牧場経営シミュレーションゲームだ。舞台は、はるか昔から動物を突然変異させることで発展していった世界。プレイヤーは母親の古い牧場を継ぎ、ミュータントの動物を育て、突然変異によって新しい種を生み出していく。

本作の特徴はやはり動物の突然変異。プレイヤーは「謎の液体(the mysterious liquid)」を動物に使用することで、突然変異させることができる。トレイラーを見る限り、色を変えるだけでなく、牛のような動物を花が咲き誇る可愛らしい姿にしたり、翼をはやしたり、あるいは双頭や、果てには二足歩行化するなど、バリエーション豊かなカスタマイズが可能なようだ。
また、突然変異した新種には役立つ能力を持つものもいる。育てている作物に水やりをしたり、他の動物を癒やすといった、牧場運営のサポートをしてくれる種を生み出せる。トンネルを掘ったり、空を飛ぶことによって、それまで行けなかったエリアにアクセスできる種も存在する様子。
さらには、突然変異した種を“組み合わせる”ことも可能。交配とは違ったシステムになるようで、例えばドラゴンから火を吹くという特性を抽出し、牛に与えると「火を吹く牛」を生み出すことができるという。


また、町の人々との交流要素もあり、サブクエストやストーリーも描かれていくそうだ。中にはロマンスが可能なキャラクターも存在。攻略対象は全部で9人おり、関係性によって互いに影響しあい、本作の世界全体に大きく関わっていくとのこと。
なお、経営する牧場は好きなようにハウジングが可能で、同じく自宅も家具を置くなどのカスタマイズができる。釣りや料理といった要素もあり、突然変異という特徴的な仕組みはありつつスローライフ要素も充実しているようだ。
本作を開発しているTeam Hermitは、クロアチアの二人組デベロッパー。プログラマー兼作曲家のGbuljba氏と、アーティスト兼アニメーターのOscar Bot氏のコンビだ。ちなみにゲームデザインとシナリオは二人の共同で行っているという。とはいえ二人だけで開発をスムーズに進めるのは難しいらしく、Kickstarterによるクラウドファンディングが成功すればスタッフの拡充を行うという。続報にも期待したいところだ。
『The Maiden and the Cow』はPC(Steam)にて発売予定。なお、ストアページ表記によると現時点で日本語への対応予定はないようだ。