巨大研究施設の“修理係”シム『THE LIFT』発表。「SCP財団」から影響を受ける謎めいた世界観、放棄された施設を探索して何でも修理
tinyBuildは9月16日、SF便利屋シミュレーションゲーム『THE LIFT: Supernatural Handyman Simulator』を発表した。

パブリッシャーのtinyBuildは9月16日、Fantastic Signalsが手がけるSF便利屋シミュレーションゲーム『THE LIFT: Supernatural Handyman Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示にも対応するようだ。
本作は、便利屋となって放棄された巨大研究施設を修復する作品だ。ソビエト風レトロフューチャーとSCP財団から影響を受けた、ミステリアスな世界観が採用されている。

『THE LIFT: Supernatural Handyman Simulator』の舞台となるのは、かつて研究の最高峰とされていた巨大施設だ。その研究施設はある日、謎の凄惨な事件が発生したことで放棄され、暗い秘密と共にゆっくりと滅びつつあるという。プレイヤーは、長いコールドスリープから目覚めた便利屋となり、施設を修復して、事件の背後に潜む真相に迫る。
研究施設は複数の階層で構成されており、プレイヤーは移動式の拠点であるリフトで施設内を移動。そしてさまざまな環境のエリアを探索し、そこにいる人物たちからクエストをもらって、修復プロジェクトを進めていく。本作は物語主導の作品であり、クエストをこなすことで問題の事件にまつわる物語が展開していくようだ。


修理をおこなうのは、自動販売機や発電機、衛星アンテナ、知覚を持つコンピューター、リアクターなど、数十種類におよぶ装置だ。また、そうした複雑な電気工学系の作業だけでなく、家具のようなものを直す基本的な作業も求められる。研究施設の各階には、それぞれ独自の課題が用意されているとのこと。修理にあたってはさまざまな道具を駆使し、必要なものはクラフトして調達する。
以下のトレイラーの後半では、故障したパーツを交換したり、回路をつなげたりなど、実際の修理作業の様子が紹介されている。集めたゴミをトークンに引き換えてもらえば、自動販売機で修理パーツを購入できるようだ。また、掃除機のようなもので不気味な異常物質を回収する場面も。本作には、狙った場所に簡単にダクトテープを巻ける銃など、ほかにも不思議だが便利な道具が用意されるそうだ。
『THE LIFT: Supernatural Handyman Simulator』は、PC(Steam)向けに2026年配信予定。その後コンソール版のリリースも計画しているとのこと。またSteamでは、期間限定のオープンプレイテストが現在実施中だ。ストアページの「The Lift Playtestに参加」からアクセスをリクエストすると参加可能である。