コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は、メタルギアシリーズ最新作『Metal Gear Survive』を発表した。シリーズ生みの親の退社後初となる“ポスト小島”メタルギアは、最大4人までの協力プレイが可能なCo-opサバイバルゲーム。『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』後のパラレルワールドを描いている。PlayStation 4/Xbox One/PCを対象に、2017年の発売予定。業界メディアIGNが、「Gamescom 2016」で披露された公式トレイラーを公開している。
『Metal Gear Survive』は、最大4人までの協力プレイが可能なサバイバルゲーム。『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』で起きたマザーベースの襲撃を生き延びた国境なき軍隊のメンバーが、上空に突如現れたワームホールに飲み込まれ異世界へ旅立つという内容だ。その先に待ち受けるのは、ゾンビのような異形の怪物との壮絶な戦い。従来のシリーズとは全く異なるゲームジャンルで、全く異なる世界観が展開されるようだ。小島プロダクション解体以降、従来のシリーズを手がけた開発者がどれくらい関わっているかは定かではないが、誰も想像したことのないメタルギア作品になることは間違いない。
発表に際して、欧州コナミを統括する田代智忠氏は、次のようにコメントしている。「Metal Gear Surviveは、マルチプレイヤー体験を心底楽しめるユニークなCo-opデザインでありながらも、シリーズの目玉であるステルス要素を全く新しい形で提供してくれるでしょう」。1987年の初代から28年にわたりメタルギアサーガを紡いできた小島秀夫氏が去った後も、同ブランドを存続させていくことを決意したコナミ。“A Hideo Kojima Game”でなくなったメタルギアが果たしてどこへ向かうのか。世界が注目している。