名作「The Stanley Parable」の制作者が新作『The Beginner’s Guide』を正式発表、10月1日にPCでリリースへ。今作のテーマは「理解できない」

William Pugh氏と共に名作『The Stanley Parable』のゲームデザインを手がけたDavey Wreden氏は、最新作『The Beginner's Guide』を正式発表した。

William Pugh氏と共に名作『The Stanley Parable』のゲームデザインを手がけたDavey Wreden氏は、最新作『The Beginner’s Guide』を正式発表した。2015年10月1日にはPC/Mac向けにリリースされる予定で、価格は10ドルになるという。リリースされてから1週間は20パーセントオフのセールが実施される予定だ。

「選択のゲーム」を描いた鬼才ふたたび

『The Stanley Parable』とは、とある会社員スタンリーの物語を追う一人称視点のアドベンチャーゲームだ。元は『Half-Life 2』のModとして制作されていた同作は、2013年10月に完全スタンドアローンの有料作品として販売が開始された。軽妙なナレーションやウィットに富んだ物語、ゲームデザイナーの意図とプレイヤーの選択の衝突を描くテーマ性で、国内外のメディアから圧倒的な賞賛を浴びたタイトルである。

そんな『The Stanley Parable』を描いた1人が、ゲームデザイナーWilliam Wreden氏だ。Wreden氏の新作『The Beginner’s Guide』に関して、まだ多くの情報は明らかにされていないが、やはり今作も物語主導の作品になるという。ボリュームは最低でも1時間半ほど。「従来のメカニックは無い、ゴールや目標も無い。代わりに、理解できないものに対処しようと苦戦する1人の男の物語が語られる」と説明されている。

6点のスクリーンショットが合わせて公開されているが、この6枚からゲームの内容を推し量ることは難しいだろう。10月1日にどのような作品が登場するのか、楽しみに待ちたい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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