オープンワールドレースゲーム『Test Drive Unlimited Solar Crown』、12月アプデで前作『TDU2』の舞台イビサ島がまるっと追加予定。発売1年目の開発ロードマップ公開
パブリッシャーのNaconは8月30日、オープンワールドレーシングゲーム『Test Drive Unlimited Solar Crown』の発売後1年目の開発ロードマップを公開した。本作は、PS5/Xbox Series X|S向けに9月12日に、PC(Steam)向けには9月13日に発売予定。
本作は、1:1スケールで再現された中国・香港島を舞台とするレースゲームだ。オープンワールドのマップには、オンロードやオフロードの計600kmの道路が存在。実在メーカーの車両に乗って、自由にツーリングしたり、マルチプレイにて出会ったほかのプレイヤーとレースをしたりなどできる。また、2つある派閥のどちらかに所属し、レースイベントに参加して自派閥の名声を高めていく要素も用意される。
『Test Drive Unlimited Solar Crown』は運営型タイトルとして3か月ごとのシーズン制で展開され、各シーズンでは大型アップデートにてコンテンツが追加予定。今回、発売1年目となるシーズン1〜4に予定されている追加コンテンツなどの概要が公開された。発売と同時に開始されるシーズン1では、本作のベースとなるコンテンツが収録。いわゆるバトルパスにあたるSolar Passを通じては、プレイヤーや派閥のレベルに応じて、独占車両やコスメアイテムなどのアンロックが可能だ。
シーズン2は12月に開始予定。その大型アップデートでは、なんとシリーズ前作『Test Drive Unlimited 2』の舞台のひとつであったスペイン・イビサ島のマップが丸々追加されるという。香港島と同じく、開発元KT Racingの独自エンジンKT Engineを用いて1:1スケールで再現。一方で太陽のシミュレーションが異なり、美しい夕焼けが見られるなど香港島とは異なる風景を楽しめるそうだ。このほか、イビサ島専用の派閥レベル要素やSolar Passコンテンツ、車両も用意される。
2025年3月開始予定のシーズン3では、Clan Warと呼ばれるゲームモードが追加予定だ。香港島およびイビサ島を舞台にしたさまざまなアクティビティを通じて、SharpsとStreetsふたつの派閥で競い合うモードである。もちろん各種シーズンコンテンツの提供もおこなわれる。
そして来年6月に開始されるシーズン4においては、『Test Drive Unlimited 2』にも登場したカジノが実装予定。ゲーム内通貨を賭けてポーカーやスロットマシンなどを楽しむことができ、報酬として限定の車両やコスメアイテムなどを獲得できるそうだ。
このほか、各シーズン開始時の大型アップデートとは別に、ゲームプレイの改善などを目的としたアップデートは随時配信される。すでに取り組んでいる要素としては、一人称視点を含むカメラやステアリング操作のアニメーション要素が挙げられている。本作では、プレイヤーからのフィードバックやリクエストを受けながら、長期間にわたって運営される計画。これまでには、物件の売買要素やバイクの実装などについて要望が寄せられており、現在検討中とのことである。
『Test Drive Unlimited Solar Crown』は、PS5/Xbox Series X|S向けに9月12日に、PC(Steam)向けには9月13日に発売予定だ。
【UPDATE 2024/9/5 9:31】
パブリッシャーの3gooは9月5日、本作の発売1年目のロードマップを国内向けに公開した(上の動画は日本語字幕表示に対応)。同社は国内PS5版の販売元を務めている。
ロードマップの基本的な内容は本稿にて紹介したとおり。本作の発売と同時にシーズン1が開始され、その後3か月ごとに更新される各シーズンを通じて、新しいアクティビティや乗り物、報酬、テーマを楽しむことが可能。またシーズン1と2では、新車やコスメティックを報酬として獲得できるSolarパスが、すべてのプレイヤーに無料で提供される。
『Test Drive Unlimited Solar Crown(テストドライブ アンリミテッド ソーラークラウン)』のPS5版は9月12日発売予定。ダウンロード版に加えパッケージ版も発売される。なお、早期アクセス権が同梱されるダウンロード版の「Gold Edition」は9月5日より、「Silver Streets Edition」および「Silver Sharps Edition」では9月10日よりプレイが可能だ。