超弩級SFストラテジー『テラ・インヴィクタ』ついに正式リリース。派閥を率い太陽系を股にかける壮大作品、約4年の早期アクセスを経て“完成”
Pavonis Interactiveは1月6日、SFストラテジーゲーム『Terra Invicta(テラ・インヴィクタ)』をPC向けに正式リリースした。正式リリースにあたっては新シナリオの実装などがおこなわれている。

デベロッパーのPavonis Interactiveは1月6日、SFストラテジーゲーム『Terra Invicta(テラ・インヴィクタ)』をPC向けに正式リリースした。早期アクセスを終了しバージョン1.0として配信開始となった本作は、Steamにおける同時接続プレイヤー数が2000人を突破し、早期アクセス開始直後の2022年秋以来となる水準に達している。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Terra Invicta』は、エイリアンの侵略をきっかけに人類社会が7つの思想派閥へと分裂した地球を舞台とするSFストラテジーゲームだ。プレイヤーは国家そのものではなく、特定のイデオロギーを掲げる派閥を率い、地球各地の政治・経済・軍事に影響力を及ぼしながら勢力を拡大していく。派閥同士は目的に応じて協力関係を結ぶこともあれば、利害の衝突によって対立や裏切りが生じることもあり、そうした駆け引きを通じて、地球規模での権力争いが描かれていく。

ゲームプレイは地球上での諜報活動や国家運営だけで完結せず、研究の進行に応じて舞台は太陽系へと広がっていく。プレイヤーは宇宙ステーションや基地を建設し、資源採掘や造船を進めながら、エイリアン勢力や他派閥との宇宙戦争に挑むことになる。地上で築いた国力や研究成果が宇宙開発にも直結しており、地球と宇宙が切り離されていない点が本作の特徴だ。また宇宙での戦闘は実際の物理法則を意識した設計となっており、推進力や軌道、加減速、放熱といった要素が戦況を左右する。単純な数のぶつかり合いではなく、艦船設計や運用方針まで含めた判断がプレイヤーに求められるのだ。
本作は2017年にプロジェクトが始動し、2022年9月より早期アクセス配信を開始。以降は複数回にわたる大型アップデートが実施され、正式リリース直前には「Release Candidate」版として、新地域や新国家の追加、リアル志向の戦闘モード、新プロジェクト群、UIやチュートリアルの改善、AI挙動の調整などが段階的に導入されてきた。そして今回実装されたバージョン1.0は、これまでに実装されてきた各種調整や追加要素をまとめ上げ、ひとつの完成形として提示された正式版という位置づけだ。

こうして迎えた1.0正式リリースにあわせて、新たなシナリオ「2026」が実装された。本シナリオでは、開始時点の世界情勢がより現代に近づけられており、早期アクセス初期のシナリオと比べて、現在の国際関係や技術水準を意識した状況からゲームを始められる。準備段階に時間をかけすぎることなく、地球規模の勢力争いや宇宙開発へと移行しやすい点も特徴だ。あわせて、チェコ語、イタリア語、韓国語、ロシア語、ウクライナ語といった言語にも新たに対応し、正式リリースを機に対応言語の幅が広がっている。
本作は正式リリース以降、Steamにおけるプレイヤー数が増加傾向を見せている。SteamDBによれば、同時接続プレイヤー数は直近24時間で約2400人を記録。この数字は、早期アクセス開始直後の2022年秋以来となる水準であり、近年は1000人前後で推移していた状況から見ると、大きな変化といえる。また評価面では、Steamユーザーレビューにて6736件中80%が好評の「非常に好評」を維持。プレイ時間の長さや高い難度については好みが分かれるものの、地球と宇宙を横断するスケール感や、派閥同士の駆け引きを重視した設計が支持を集めているようだ。
なお今後について、開発元は正式リリース後もUIやAIの改善を含む調整を続けていく方針を示している。詳細な計画については、ロードマップを通じて段階的に示される予定だ。早期アクセスから数年を経て正式版に到達した本作が、今後どのように完成度を高め、プレイヤー層を広げていくのか。その動向が注目される。
『Terra Invicta』は、PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア/Microsoft Store)向けに配信中で、日本語表示にも対応。なおPCのみの対応ながら、Xbox Game Pass向けにも展開されている。Steamではリリース記念セールとして、通常価格4980円のところ、1月20日まで35%オフの3237円で購入可能(いずれも税込)。
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